「神々の黄昏」ですね。

もう、20年以上前に一度見ました。5年前にノイシュバンシュタイン城に行ったときに、帰国後もう一度レンタルビデオで見ました。

確かに長い映画ですので、興味のない人は飽きるでしょうね。個人的にはルードヴィヒに感情移入してしまいますね。先日突然止めた総理と同じで、なってはならない人がトップになった悲劇ですかね。

映画の中で男装の麗人エイザベートを演じたロミー・シュナイダーが素敵でした。最後は、医者と共に行方不明になり湖で水死体として発見されるルードヴィヒ。謎の死ですが、ルードヴィヒにとってはこれで良かったのではないでしょうか。

この話、私が行った4年前にはノイシュバンシュタイン城でもオペラとして上演されていたそうです。現地で知り合った方が、見たと言っていました。でも、その後上演中止になったとか。

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1件のコメント

  • Re: 「神々の黄昏」ですね。

    ピエタさま こんにちは。
    前々回のお城巡りの旅行前に見たかったのですが、近くのレンタルビデオ屋さんには置いてなく、仕方なく諦めたのですが、行って来て知っているから面白いと言う部分も沢山あり、楽しめました。

    ルートビッヒ2世に関しては色々な見解があると思います。父の国王がほとんど教育(帝王学など)をルートビヒにする事もないまま王に即位してしまったとか、プロイセン王が就任当初のルートビヒに会った際に有能な王と言う印象も持ったなどと記載している本もありました。また、どこかのしんちゃんと違うのは、早い段階で自分で退位しようと決意する事ですが、運が悪く、弟も病気の悪化でその願いも適わなかったなどの経緯もあります。

    最後の場面ですが、ルートビッヒが医師に24時間私を監視する事になり、大変だねと言うようなねぎらいの言葉をかけていたのに、死体発見時に、ルートビッヒが医師を殺害した後に自殺したと言っている辺りは、あえて少し謎めかしているのか、少し腑に落ちない部分が残りました。
    また、本で読んだ限りではもっと謎なのかと思いきや、自殺をほのめかす場面が多数あり、国民や軍の支持によって国王の地位を維持出来る可能性があったにも関わらず、死を選んでしまった辺りは、ある意味、王位をキープしながら引篭もりを続けるより良識があった様に思えなくもないです。 
    また、この結末がルートビッヒにとって良かったとの見解ですが、自分としても、理想を追求する潔癖症的な性格のルートビッヒがおとなしく、軟禁されっぱなしで、末永く余生を過ごしましたとさ、と言うのは無いと思います。また、逮捕直前に亡命の意思もない事も言っており、国王としてやり直す選択もしなかった事を考えると、良いかどうかはおいといて、そう言う選択肢しか残っていないのだろうと思います。
    また、映画としては「国王は暗殺などでもない限り、歴史とは無関係で..」と言うくだりがあった様に思いますが、謎の死を引き立てる前振りだったのかと思えます。

    また、こう言う世襲制の時代にはこの様な政治に向かない王の例はいくらでもあったのだと思います。有名な所ではルイ16世とか..。

    オペラの件
    そのようなイベントがあったのですね。是非見たかったです。
    常時やっているルートビッヒ専用の劇場でのミュージカルは見てきたのですが、舞踏会のシーンなどはカラフルな衣装が美しく華やか華麗でドイツ語が理解出来なくてもあらすじが解っているので、楽しめました。ミュージカルはステージが小さいですが、良い席にしたので、結構前で表情もはっきりわかり良かったですが、オペラの場合は規模が大きく、これでもかとばかりに人が大勢出てくるので、迫力だろうなと思います。初めてオペラを見た時は、あまりの出演者の多さとメイン歌手の肉声の響きぐあいにビックリしてしまいました。

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    訂正 ミュージカルでした。

    ルードヴィヒのオペラではなくミュージカルでした。ヤマデンブルクの見られたものだと思います。見られた人は、突然ルードヴィヒの魂が日本に行く?という話をしているのを思い出しました。

    ノイシュバンシュタイン城は美しい城でしたが、ルードヴィヒのことを知るとまた違った趣がありましたね。確か、このお城でルードヴィヒは逮捕されたと思います。どんな気持ちでこの城を後にしたのでしょう。

    突然の国王の死というで王位を継ぎ、その後ヴァグナーに傾斜して政治を顧みなかったルードヴィヒ。事故死説、自殺説とありますが、どちらでも良いと思います。彼の美学からして、劇的な死は本望だったのではないでしょうか。ルキノ・ヴィスコンティがルードヴィヒを描こうと思った理由もこの辺にあるのかも。

    ルードヴィヒは自分と重なるところがありますので、気持ちが分かるような気がします。もし私が国王になっていても、彼と同じ運命を辿ったことでしょう。