ダイアルアップは最終手段 欧州に限ればの話しです。 まず、現在ダイアルアップで接続している人はほとんどいません。 10年前ならば、これは必須で、欧州と言えでもネットに関しては 辺境の地で、私自身苦労した経験は山ほどあります。世界何処で も繋がるという点で、旧IBM、現在はAT&Tに替わったサービスプ ロバイダーを長い間使っていましたが、数年間全く使わなくなり、 ついに脱会しました。 現在でも最終手段として現地のAT&Tのサイトに繋げるという方法 は十分使えるのですが、他の通信費も馬鹿にならないし、年数回 のために高い費用を払うのが、勿体ないのが理由です。いざとな ったら、iPassかGRICのような従量制(20円/分とか)で繋いでも、 AT&Tに払う額に比べれば圧倒的に安いはず。 電話回線は上限が56kbpsですが、ホテルではその半分が限界。 この速度ではメール閲覧にしか使えないし、今や毎日数百通の ジャンクが来る時代なので、メール廃棄だけで終わってしまいます。 ですから、WEB閲覧はほとんど不可能だし、意味もなく重いサイト ばかりです。これが、電話回線は使えない理由です。 AT&Tは自前のAP(アクセスポイント)を持っているので、高いが 便利であることは間違いない。もし加入するのならば、これが 一番良いのですが、海外を主な活動拠点とする人でないと、コスト パーフォーマンスが極めて悪い。事前の策として、ニフティーなど かつてのパソコン通信時代の覇者が良いでしょう。短時間ならば、 上記国際ローミングで十分です。 結論は、無線LANで繋げることになるだろうから、その準備をと いうことです。 1に関して、 電話回線ならばそれだけです。ただし欧州の電話代は相当高いですよ。 ホテルからは。エグゼクティブラウンジやビジネスセンターは無料と いうケースは多いですが。 2に関して、 多くはWiFi、すなわち無線LANです。特に古い建物の場合、ケーブル を敷設するのは困難なので、無線が多くなります。それでも有線LAN を持っているところもあります。ただし、出口(インターネットの 世界に出るところ、通常WAN)は決して高速でないので、あまり期待 はしないように。とくに企業や大官庁、大学で快適な環境を経験した かたは、過度の期待は禁物です。無料になるのは、大抵は無線、たまに 有線での接続料金です。電話回線で無料になることはまずないでしょう。 かつて、泊まったシチリアのホテルはホテルが加入しているダイアル アップの接続を無料としていましたが、これは過渡期の措置で、今は 消滅しているはず。 3に関して、 敢えて加入する必要がないというのが、上に書いた内容です。 どうしても、とか鞍替えするのならばニフティー、BIGLOBE、So-net 等の有名処で調べてください。 4に関して、 これが本命。しかも今の主流。無線LANと有線LANです。 ただし、海外ローミングはとても高いのです。 iPassで40円(20円台のところもあったはず)/分。 一例は、 mobile.biglobe.ne.jp/roam/ 海外の会社のサービスを利用する方法もありますが、英国などは とても高く、BT-mobileなどで、 www.btopenzone.com/ £6/一時間とか。破産します。 ホテルが無料で提供しているのならば、それを最大限使い、有料 ならば、コストパーフォーマンスの良いプランで契約するのが 良いでしょう。または、ダイアルアップで凌ぐ。 5に関して、 新たに持って行くのならば、一キロを切る機種にしましょう。 これを越えると持つ気力が失せます。かろうじてクリアーする のが、パナソニックのレッツノート。これを持つ日本人は極めて 多い。バッテリーの持ちが良いのです。ソニーやNECでも軽量 機種はあります。ワールドワイドの保守とかを考慮すると東芝 と旧IBM(今はレノボ)になるかと。これが一般論です。私は 超小型派なので、今なら、工人舎www.kohjinsha.com/ のモデルか、富士通の機種(LOOX U50)を勧めます。VAIOの ゼロスピンドル(HDDを使わない)という選択肢もありますが、 あれはキーボードが×なのでやめましょう。これらの機種は かなり癖があります。小型化は性能を犠牲にするので、最近 の機種に比べると遅いですが、WEB閲覧には問題ありません。 OQOという究極の超小型機種もありますが、新型はとてつも なく高く、旧型は仕事には使えません。それでも300 g台の 重さになると、全く苦になりません。 モデムだけを新たに買うのは難しいでしょう。モデルの需要が 減っているので、これを付けずにWiFiにしている機種が多いと 思います。売れ筋機種ならばモデムは付いているはずです。 上記モバイルにはモデムはなく、CFタイプを付けられるのも 限られます。 200字を越えました。