カトマンズ・フリークストリートの旅行会社で、デリー行きの格安航空券を買った。
「前の日に電話して、出発時間を確認してくれ」
「リコンファームしないといけないのか?」
「リコンファームは済んでいる。ネパール航空(旧ロイヤルネパール航空)は、出発時間が変わることがあるので、前の日に電話で確認してくれ」
そんなことを言われたのは初めてだ。
タメルの旅行会社へ行った。
「ロイヤルネパール航空」が「ネパール航空」に名称変更したことを確かめた。
そして、フライトの前日、出発時間を電話確認しないといけないのか、と聞いた。
「リコンファームのこと?」
「リコンファームでなくて」
「ネパール航空は、技術的な問題で、よく出発時間が変わるから、電話したほうがいいね」
「どのくらい遅れるの?」
「その日のうちには飛ぶと思うけど。乗らないほうがいいね」
乗らないほうがいい?
ネパール人に「乗らないほうがいい」と言われるネパール航空って?
インターネットカフェで調べた。
2007年9月5日のロイターの記事があった。
「・・・ネパール航空は4日、保有するボーイング757型2機のうちの1機に技術的な不具合が出たことを受け、ヒンドゥー教の空の神をなだめるため、いけにえとしてヤギ2匹をささげたことを明らかにした。・・・過去数週間、この不具合のために、何便かを運行中止にしなければならない状況だった。・・・不具合の内容については説明しなかった。・・・」
・・・
こわいよう!
乗りたくないよう!
知っていたら、少しくらい高くても、インディアンエアラインにしたのに。
もう発券して、リコンファームも済んじゃってるよ。
その日のうちに、飛ぶだろうか。
無事にデリーに着くだろうか。
いけにえをささげたからって安心するな!
ちゃんと飛行機を修理しろ!
いっそ、新しいのに買い換えろ!