Re: I-94について

爽也さん 今日は

ホンの原則的なことだけですが わかる範囲でご説明です。

I-94 はご承知のように 査証免除 到着/出発記録 とあるように 入国査証を持たない米国入国者のうちで あらかじめ決められた国の人だけが対象の入国申請用紙です。

ですから 観光をはじめとする米国内で仕事(広義の意味で・・つまり学生などもこの中に入ります)をする人は もちろんそれぞれの査証がいりますから この人たちの入国には I-94 の申請書は使用しません。

つまり白い申請書は こうした査証を持っている人たちが利用します。

さて この申請書は、
(1)どこで誰により渡されるのか、(2)出入国カードとの関係、(3)I-90らしいのがどうしてパスポートに貼られているのか
についてですが

1)は 日本からなら 旅行会社、成田の空港カウンター または 機内で入手できます。 つまり米国出入国管理局から航空会社に対して渡航客が事前に入国に必要な申請書/査証を用意させておく・・事を義務付けているのです。 ですから 着陸以前に機内で 入国申請書(到着 /出発記録書)を乗客に配布します。 緑色の I-94 と 査証保持者用 I-90(白色)です。

2)つまり 旅券に添付してある紙片(緑または白)はこの出入国記録書の下片の切り取ったもので 本片(入国管理官が空港で取り上げた)とおなじ整理番号が振ってあります。

3)入国管理官が 旅券に貼ったからです・・・。

4)このシステムに変更があったとは・・私は!きいておりません。いまのところですが・・。

ご友人の旅券に白い半片が添付してあるという事は I-94ではない
入国記録書を提出しているという事で そのままで心配はない・・・と思われます。(この点は 詳しい事情が不明ですので ご心配ならカレッジの詳しい方に念のためご確認下さい)

  • いいね! 0
  • コメント 1件

1件のコメント

  • 07/10/02 14:36

    Re^2: I-94について

    ぼうふらおじさん さん

    長い質問にも目を通して頂き、また丁寧なご教示を本当に有難うございます。

    ご説明のお蔭でかなりわかってきました。留学の本などもいろいろ目を通しているのですが、大学紹介とか生活のことは載っていても、じつはあまり入国審査関連が載っていないものですから、不安に思っておりました。もしかしたら、そういった本で私自身も思い込みといいますか間違った理解もあったかもしれません。


    参照した複数の留学本の中で『アメリカ留学ガイド2007』(発行:恵文社、協力:アメリカ大使館 商務部)というのがあるのですが、その「入国審査」の項目に以下のような記述があります。「アメリカの空港では U.S.Customs and Boarder Protection の管轄のもとで入国審査が行われ、Form I-94(Duration of Status)が発行される。多少ことばが不自由でも、書類さえそろっていれば問題ない。」(p.131)

    この記述の中のI-94というのは、つまりI-90の間違いなのでしょうか?そうすると本人が次のように言っているのですが、ツジツマが合います。「機内で白い書類をもらって、それがパスポートに貼ってある。I-90って書いてあるような気がする。」それにぼうふらおじさんさんのお話とも合います。

    あと、私は出入国カードとI-90(I-94)はまったく違う別の独立した書類と思っていたのですが、要するに同じもの(出入国カードから切り取られたものがI-90)なのですね。ぼうふらおじさんさんのご説明でそう思い始めました(まだちょっと自信がない)。

    I-90とI-94を別の見方をすれば、I-90は留学用、I-94は移民用とも言えるのかなともちょっと思いました(厳密には違うかもしれませんが)。

    それから、カレッジの人に聞いたときに(日本から私がメールで聞きました)、カレッジの人が「パスポートに貼られているのはI-94に間違いない」と言ったのですが(下に英文の部分を引用)、I-90の間違いかもしれませんね。

    It is ok if they did not ask him these questions. Sometimes they do and sometimes they don't. He is fine.

    The white little card that is attached to his passport (that he filled out on the plane) is indeed the I-94. He should make sure never to lose it. I took a look at the picture and it is hard to see what it says, but again I would not worry. He can study here as long as he wants. When he transfers to the Academic program he will receive a new I-20.

    それから、本人は滞在期間ことを気にしています。できれば、カレッジのESL→カレッジの正課→4年生への編入(アメリカOR日本)を考えているので、最短でも2年、できれば4年とかを希望しています。そんなわけで、私が渡米前に上の本を基にして、「入国審査で滞在期間が決まるからアピールすること。I-94をもらってパスポートに貼られるけどそこに滞在期間が書いてある」と言ったので、本人は何もそれ(滞在期間)について聞かれなかったし、それ以上にI-94が無い(?)ので不安がっているというわけです。それで本人はまだ慣れていないし、この掲示板を知らないので私がご質問させて頂きました。

    すべては私が「入国審査の折にI-94を貰う」というふたつの思い違い(本当は機内でも渡される、貰うのはI-90である)をしていたせいかもしれないですね。

    最後になのですが、その滞在期間というのは、そのI-90のどこかに普通は書いてあるのでしょうか。それともある程度長く認めた場合はない場合もあるのでしょうか。カレッジ発行のI-20(入学許可証)には「最低2年のコース」と書いてあり、査証は5年が取れています。当然、入国審査間はそのあたりに目を通しているはずなのですが。

    ちなみに前掲の本には「滞在許可機関は、通常 Form I-20 と DS-2019 に記載されている勉学の完了のために必要な期間となる。(中略)ビザの期限が残っていても、Form I-94 の滞在許可期限が切れると不法滞在(オーバースティ)となるので要注意。」(p.131)と書いてあります。このあたりはその通りだと思いますが、アメリカ留学ガイドなのに、DS-2019にも触れているなど、間違いではなくても、ちょっと分りにくい書き方のような気もします。

    でもだいぶ安心できました。ご丁寧なご返事に感謝しております。




















    • いいね! 0
    • コメント 2件
    07/10/02 14:42

    文字の自己訂正

    下から6行目(失礼しました)
    ×入国審査間
    ○入国審査官

    • いいね! 0
    • コメント 0件