何を教えれば良いのか

が今ひとつわからないのですが・・・・

まず、イタリアに何をしに行きたいのか。

建物に興味がある。文化、歴史にに興味がある。ファッションに
興味がある。日本人がイメージする太陽がさんさんと降り注ぐ
なかでギターを抱え、愛を口ずさむ陽気なイタリア人に会いたい
のか、本物のイタリア料理を味わいたいのか、実は田舎では今でも
重要な動機のひとつである「ご近所や親戚に自慢したい」のである
か。人それぞれでしょう。

このなかで、”陽気なイタリア人”には上記都市では会うことは
まずないし、実在もしていないかも知れません。北の人はそのよう
なことを言うと怒るかも知れないし。

日本人はレールに敷かれた旅を、しかもできるだけ沢山の都市や
国を訪れると得をした気分になるため、イタリア3-4都市とかに
なりがちですし、実際そのような”定番都市”巡りが安く出され
ることになります。ただし、値段が安い、特に激安を謳うものは、
4都市を疾風怒濤の如く駆け抜け(朝7時に出て夜遅く次のホテル
に着くとか)、泊まる宿は郊外で周囲は畑か道路というように、
それなりの訳があります。ですから価格だけで選ぶと、後でもの
凄く後悔します。

日本から直接イタリアに入るとミラノとローマには必ず寄るので、
大抵はこれらの都市にも寄ります。しかし、欧州系のエアライン
を使えば、フィレンツェとベニスに直接入ることも可能なので、
上記2都市をパスすることも可能です。極端な話し、”フィレン
ツェを中心にしたトスカーナの食を楽しむツアー”みたいな旅行
を組むこともできます(探せばあるでしょうが、相当高いはず)。
実は秋ならば、これが一番お勧めなのですが。

10月は様々な行事があるのと、やはりイタリアとは言え、冬は
オフシーズンになるので旅行代金は安くなるだけのこと。青の
洞窟も冬になればなるほど可能性は低くなります。波が出るの
です。

ミラノはファッションとかブランドに興味があれば絶対お勧め。
街ゆく人の服装を見るだけでも肥やしになります。また、金に
糸目を付けなければ、食材は何でも入るし、いろいろな食べ物
を味わうことのできる街でもあります。ようするに東京ならば、
なんでも食べられるが、それに払う額も半端ではないのと同じ。
確かピザ屋の数もミラノが一番だったはず。しかし、ナポリに
行けば、半額程度でもっと美味しいピザが食べられるでしょう。

ということで、ミラノは余程強い要望でもない限り、パスして
も良いというのが大方の意見。それでも、日本人がイメージす
るイタリア人が居ない街を見てみるのも良い経験です。かなり
人間は冷たいし、ここから一気にナポリ辺りに移動すれば、
違いは歴然。

もう少し、希望や好みを出せば、山ほど返事があると思います。