ドイツ人による考察 ヒトラー最後の12日間(Der Untergang)とグッバイレーニンはドイツ人が 客観的な目で、ナチの時代や東西冷戦の時代を見ることができるようになっ た証とも言われています。私は、ともにドイツ語(英語字幕すらない)で 見ました。特に前者は難しく、かなり第二次世界大戦とナチの歴史を知らな いと、理解できません。 実は私は知りませんでした。ヒットラーが焦土作戦でベルリンを壊したこと を。この街は、連合国とソ連によって破壊つくされたものと思っていました。 あの映画では出てきませんが、ただの絵描き崩れで反ユダヤを叫んだら喝采 を受けただけの人間にあそこまで行かせてしまうことの恐ろしさは現代にも 通じるものがあるはずです。 ドレスデンやライプチッヒも良いのですが、旧東側は鉄道が古く速度が稼げ ません。日帰りは可能ですが、プロイセンとは異なるザクセンの魅力を堪能 するには、できれば泊りたいですね。