レポート

キルギス国境、トルガルト峠の税関(カシュガル側)

公開日 : 2007年08月10日
最終更新 :

2006年6月です。
キルギスからトルガルト峠を越えてカシュガル(中国)に入りました。
その際、中国側の税関で、
この「地球の歩き方」がきっかけのちょっとしたトラブルがありましたので、ご報告いたします。

税関の手前の検問所では、大勢の兵隊さんが待機していて、
トランクを、ツアーの中の数人が本人立会いのもと、開かれて、
化粧品や下着に至るまで、入念にチェックされました。
(私は衣料を真空パックにしていたので、
そこまでは空けられませんでした)

また、それに逢わない人も全員、下の税関で、
書籍や地図などの検閲をしっかりされます。

書籍の中でも「地球の歩き方」は検問官のお気に入り(?)で、
ページを丹念に開かれ(多分そのページの事を知っていたのでしょう)
世界地図のページで台湾が中国に入っていない事を理由に、
反体制的内容だからけしからんと、
何人もの検閲官から問い詰められ、
それも結構しつこくて、
しばし足止めされました。

中国人の現地ガイドさんや、
経験豊富な日本人のツアコンさんが居あわせたので、
反体制思想の本ではないと説明してもらい、
そのページを破り捨てさせる事で、開放され、
本も返してもらいましたが、
個人旅行だったら困っていたと思います。

実は、事前にそのツアコンさんから、
過去に手荷物に「地球の歩き方」を入れた人が
税関で引き止められてトラブルとなったと聞いていたので、
あえてトランクに入れて置いたのですが、
結局それも空けてチェックされたので、このような事になりました。

本が没収されてしまうと心細いですし、
異国の税関で引き止められているうちに、
話がこじれたりすると大変ですので、
この税関を通る方に念のためお伝えした方が良いと思い、
投稿させていただきました。

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