B787について思うこと Wingspanが長いのは、端部のウィングチップが大きいためで、これは気流をスムーズにする効果があり、その結果燃費向上になるらしいです。 燃費向上は航空会社にとっては強いニーズですが、一方利用者にとってはどうでも良いことであり、B787を導入した路線の燃料サーチャージを廃止もしくは低減して、利用者に還元してほしいものです。 一部の旅客機ではすでに垂直尾翼などに強化プラスチックが使われています。アメリカン航空機などベアメタルの機体では、非金属部分はグレーに塗装してありますので判ります。主翼や本体といった基幹部分での実績は、軍用機で実績があるらしいです。 CFRPなど強化プラスチック製の機体は短期的には問題はないでしょうが、長期的に疲労の問題はないかは、とても気がかりです。長期疲労特性はテストピースでの疲労試験データと、構造解析の結果を組み合わせてシミュレートしており(たぶん)、ラボでの検討結果と実際との食違いはありうるので、いまひとつ不安に感じます。機械は破壊前に何らかの前兆があるので、それを検出することが日ごろのメンテで重要です。 金属は非破壊検査技術が確立されていますが、プラスチック系の材料はどうなのでしょうか。まあ、ボーイングには優秀な技術者が多数いるので抜かりはないとは思いますが。
Re: B787について思うこと Wingspanが長いのは、AtoAさんがご指摘のように揚力の問題だと思います。先端部のウィングチップ(正確にはレイクドウィングチップ)は燃費をよくする効果はありますが、主翼の長さには関係ないかと思います。 炭素繊維複合素材は軍用機での実績もあり、エアバス社でも実際使っている訳なので大丈夫だとはおもいますが・・・ 燃料サーチャージは仰るとおりだと思います。ただ、政府の認可が必要なのでJALの収益が上向かないとANAだけ特別安くすることってできないようにも思います。今からは、石油(ケロシン)はあがることはあっても昔のような値段にはならないのでは無いでしょうか・・・ ひとつ気になるのは、航空会社は値下げの基準は開示していますが、7月の燃料サーチャージの値上げの時がそうでしたが、値上げの基準を開示もせずいきなり値上げといわれても・・・ひどい話です。もしかして開示しているんでしょうか?