先日、エアバスA380のトピが出ましたが、それに対抗してではありませんが、週末にシアトルにあるボーイング社のエベレット工場を見学に行ったのでその感想を。先月には1号機が完成披露されています。
工場見学ツアーは、はじめに747の組み立ての映画から始まります。その後に、実際組み立てているところを見学するわけですが、本音としては787の見学をしたかったのですが、現実は747の組み立てでした。今は、747の組み立てはカーゴばっかりでしたが、ガイドさんの話では今は旅客機は747に変わって777が主流だとか。ジャンボファンに取っては時代の流れとはいえちょっと物足りなく寂しいですね。747-8に期待したいところです。
それで工場の見学ツアーはおしまい。一瞬何しにきたんだろう?と思って、うろうろしてたらありましたよ、階段を下りて下の方に787を含めた展示が。
787の胴体の輪切りにエンジンや今までの飛行機の変遷を説明したパネルやビデオ、それにコックピットまで。787の胴体の輪切りをみると炭素繊維複合素材が使われているのがすごくよく分かります。今までの飛行機とは違い炭素繊維やガラスファイバーを胴体や主翼などに多用することで機体を軽くし、またエンジンの性能アップなどにより今までより燃費が20%ほどよくなるようです。パンフレットみて驚いたのが、wing spanの方が全長より長いことです(787-8)。これも材料を軽くすることで実現できたのか分かりませんが、少しでも飛行中の揺れが減るといいですね(でも航空力学はよく分かりません)。展示のモデルでは、内部の座席配列は3-3-3になってました。また、飛行中の機内の湿度も上げることができるようになるみたいです。
もう一方のA380も気になりますが、今から時代は燃費の向上や機内の機能性(快適性)があるハイテクの787の方かなあとすっかりボーイングに洗脳されて帰途につきました。A380はアメ車で787は日本車のような気がしました(いい例えでは無いかもしれませんが)。ANAがローンチカスタマーということで(ガイドさんの話ではANAとは言わずに日本の航空会社といってましたが)納入されるのは来年の春以降かなといってました。今から乗るのが楽しみです。
ギフトショップも充実していました。しっかり787のロールアウト記念Tシャツを買って帰りました。ボーイングも商売上手ですね。