07/08/05 12:03

インドネシアのデングフィーバーの現状

 インドネシアでは、どこでも、季節は何時でも、デング熱患者は珍しくありません。その原因は、簡単な予防をしていないからです。昼間の蚊に刺されないように、防虫剤を塗っておけばいいのです。それだけです。何も、神経質になって、旅行を止めたり、楽しくなくしてしまう事はありません。10年住んでいた私は、蚊に何回、刺されたか分かりませんが、デング熱にかかりません。

  URL http://www.k4.dion.ne.jp/~enplaind/
のインドネシアの生活の”病気”を参考にしてください。


1 感染源
 デング熱ウイルス(フラビウイルス属で1~4型まである)を保有している蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなど)に吸血されることにより感染します。
2 症状
 3~15日、通常5~6日の潜伏期(蚊に刺されてからウイルスが体内で増えるまでの期間)を経て、突然の発熱ではじまる。熱は38~40℃程度で5~7日間持続し、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹を伴います。この発疹は風疹と同じような小さな紅斑で、痒みや痛みはありません。また、軽い皮下出血が足腿部、腋下、手のひらに発熱期の最後や解熱後に現れます。
3 治療方法
 一般に対症療法だけで特効薬はありませんが、特別な治療を行わなくても軽症で済むケ-スが多く、死亡率は1%以下であるといわれています。しかし、最近の傾向として、まれにデング出血熱という重症な疾患になる場合が多くなってきております。
4 予防方法
 予防接種も、マラリアに対するクロロキンなどのような予防薬もありませんので、蚊に刺されないようにすることが唯一の予防法です。
 短期間の滞在であれば、防虫スプレ-や蚊取り線香あるいは厚手の服の着用(長袖、長ズボン)である程度は予防できます。電気蚊取器は電力事情が悪い外国(流行地域は全て良くない)では停電などのために使用不能になる場合が多いのでお勧めしません。やはり昔ながらの蚊取り線香が一番です。
 長期の滞在であれば、思い切って蚊帳を購入することをお勧めします。
5 デング出血熱
 一般に流行するデング熱の中でも出血傾向を伴う重症疾患で、その原因は特殊な型のデング熱ウイルスによるもなのか、個人差(遺伝的な感受性の有無)によるものなのかは諸説あり、詳細については明らかになってはおりません。
 主要な症状は一般のデング熱と同じですが、下記の様に異なる点があります。
○大人よりも小児に多発する傾向があります。
○皮下、鼻腔、歯肉などから出血がみられます。
○死亡率が10%と高く、治療が遅れれば40~50%が死亡するといわれています。
○アジア地域に多発し、次いで中南米地域にみられ、その他の地域での発生はまれです。

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