私のリクシャワラー、バラナシ編 バラナシは前夜の雨で濡れていた。ベンガリートラの路地にでる。「お、リキシャだ!」そこには客を降ろしているリキシャがいた。 そのリキシャは数個の南京袋の重そうな荷を店先に降ろしていた。かなり重そうだが、客であるこぶとりの商店主は手伝おうともせずおろすのをみているこれがインドのごく当たり前の風景だ。 痩せこけたリキシャワラー。そこには単なる貧富の差、以上の身分の差が横たわっている。外人には理解できない世界だ。 荷物を降ろし終わったのをみはからって声をかける。しかし「Go Station?」と聞いても僕の英語はまったく通じない。いや、英語というより単語だけなのだが。 そばにいた小太りの店主が通訳してくれた。どうやら行くそうだ。でも、なにやら言っている。店主に聞くと交差点が込むとかなんとか言ってるようだ。そうか値段だな。 ローカルだと15ルピーで行くだろう距離だ。ま、20ルピーならいいか。外人は近くの”ゴートゥリア”の交差点から20ルピーでいければいい方なのだから。20ルピーでリキシャの親父も了承。さあ出発だ。 ところがベンガリーの小路は狭い。そこには荷物も置かれてるし、ガタボコと石もある。そして牛も寝ている。こりゃいがいとたいへんだ。親父が苦労してると日本人の性か、つい降りて手伝って押してしまう。インド人はしないことだ。 おまけに交差点も大渋滞だ。渋滞をぬけると親父のぼろぼろのシャツの背中がなんかとても侘しく思えてくる。「値切りすぎたかな...。」 30分後、バラナシカント駅に着いた。「よし、5ルピーチップをやろう。でも....。」 僕は約束の20ルピー札を渡し。あとから5ルピーコインを渡した。 すかさず親父、「NO ! 10ルピー!」と手をつきだす。 はい、予想どおりのリアクション、ありがとう! 旅行者の甘い感傷などすぐにはじきとばしてくれる。あーインドに来てるって実感する瞬間だ。
バラナシ、行ってみたいですね。 初インドなのに、デリーもアーグラーもバラナシも行っていません。 暑そうだし、雨が多そうだったから。 リクシャー代が、10ルピー、20ルピーのところだといいですね。 バンガロールは、初乗りが12ルピー。 街が大きいので、50ルピー、100ルピーの世界です。 リクシャー代が馬鹿になりません。 いきおい、リクシャーとのやりとりも、感情的になります。
サイクルリキシャーです。 月姫さん、こんばんは。 先のリキシャワラーはサイクルリキシャです。オートリキシャはもっと高いです。それでもバラナシは安いと思います。 このサイクルリキシャも3、4台に囲まれてついてこられて、それが皆、自分をアピールしようというのかチリンチリンとベルを鳴らされて思い切り神経を逆撫でしてくれますね。 しかし、初めてついた街でまったくリキシャが寄ってこないのも。「え?」って感じで不安やら寂しいやらで複雑です。 ブログの写真に先の話のリキシャワラーの路地での背中を載せてあります。バラナシにはぜひ。 あ、前にチョウラスターのペテン代理店のレポートを読みましたが、わたしは時計台下の布屋で両替時にやられました。ここも写真をアップしてあります。