フランダースの犬のカテドラル

サンフラン様、こんにちは。

アントワープ(現地では蘭語:Antwerpenと仏語:Anversの公用語2ヶ国語で表示されていると思いますが)のカテドラル(大聖堂)は見応えがあるかどうかとのご質問。ここは低地地方で最大の大聖堂だそうですが、当方にとっては、その規模、内部の装飾や絵画、そしてそれらすべてがかもしだす荘厳な雰囲気は、大変に見応えのあるものでした。

ここにあるルーベンスの「キリストの昇架」と「キリストの降架」は、日本のよいこなら誰でも知っている「フランダースの犬」の主人公ネロ少年が死ぬ前に一度でいいから見たいと願っていた名画ですね。ところが「フランダースの犬」は日本で非常に有名なものの、現地では無名の作品で、その舞台ということで訪ねてくるのは日本人観光客だけだとか。私がお参りした時には、大聖堂の入り口で日本語のパンフ(欧州の教会によく置いてある、その教会の来歴を記したモノクロ印刷の簡単なもの)を手渡され、日本人観光客の多さを実感しました。

お仕事先のDierickx博士の名前の発音問題が早くクリアになるといいですね。一番よいのは改めてご本人に発音指導していただくことだと思いますが(そこからフラマン語の綴りと発音の関係など、興味深い話に発展するかもしれません)。でも肩書き大好きのドイツ人(アパートの表札にまでわざわざDr.を入れる習慣を目撃し、苦笑)と違い、オランダ系はフランクなので、「Dr.誰某」と連呼しているうちに「XXX(ファーストネーム)と呼んでくれ」と言われて、良い感じにファーストネームで呼び合う仲になるかもしれませんね。

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