Re: 夜行列車の治安 ミラノ→ザグレブ 

 お役に立てるかはわかりませんが、去年9月にザグレブ~スプリットを寝台で移動した経験を報告します。
 
 まずザグレブにはリュブリャナから夕方の列車で入りました。6名のコンパートメントで、荷物は網棚(相当大きいものでも可)、足元(この上にほかの人も足を伸ばす感じ)にすでに置いてあります。私のピギーバッグは廊下の手すりにチェーンロックで流れないようにくくりつけて置きました。国境では車内に警官が乗り込んできてパスポートコントロールを受けます。パスポートに汽車マークのスタンプが増えたのもいい記念です。
 
 ザグレブ駅で驚いたのが電光掲示板、じゃなくてパタパタ行き先や発着時刻が表示されるやつにも英語が併記されてないこと。実はスロベニアでもクロアチアでもあらゆる観光地で英語の優先順位はかなり低いです。が、たずねれば、たとえこちらがつたなくても一生懸命訊いて、答えようとしてくれます。ほんと、とてもみんな親切です。まあ、ミラノから乗るなら問題ないでしょうね。

 ザグレブからは念のため1等個室寝台を(http://home.att.ne.jp/sky/railplan/)に手配をお願いして日本から切符を手にしていきました。個室はもちろん荷物を入れた状態で中から鍵はかかるし、車両に選任の車掌さんが共用のトイレ近くにいてくださるので安心です。この車掌さんが検札に来ます。言葉が通じなくて心配だったのか下車時にも確認してくれました。個室内はコンパクトな洗面台があります。タオルや歯ブラシが入った小さな箱もついてきます。振動と騒音はストーレートですから快眠はできませんでした。耳栓、I-podのようなものはあったほうがいいかも。
 
 夜明け前、廊下に出て窓を眺めていたら突然眼前に海が広がりました。思わず隣のおばさんと同時に声を上げました。イタリア語で「日本人?」て訊かれたりして、残念ながら会話にはなりませんでしたが、下車時には手を振って別れるちょっとした出会いも経験できました。

 寝台列車は決して合理的ではないけど不安はほとんどなく、なんだかいろいろと面白かったので個人的にはかなりオススメです。
 
 きっといい旅になりますよ。
 
 
 

 

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