なにごとも、知らぬが花ですよ 爺婆さんへ はじめまして せっかくながら、そんな高級旅行商品のサイト、ちらりと開いただけで何の関心も沸いてきませんね。 羨ましいと思わないからです。 そもそもこの掲示板は、海外旅行を趣味とする人たちが、ワイワイがやがや、自慢話をしたり、ときには 侃々諤々ケンカしたりする場なんですが 私の場合はちょっと違っておりまして、某国のほかには関心がまるでありません。 新・世界の七不思議とやらにも、行きたいとも思いませんね、たとえありあまるお金と時間があっても。 某国もほとんど行き尽くしてしまって、よーし、次の休暇にはぜひともここへ行ってやろうと熱望するわけでなし。 人の欲望なんて際限がありませんから。 そして、その欲望をかき立てるのが、目にして耳に入る情報でありませんか。 情報によって、欲望に火がついて心が掻き乱されるくらいなら、そんな情報から身を退けたほうがよほど賢明。 痩せ我慢ではありません。 そもそも、私はあまり物欲とか、こうしたい、ああなりたい、とかの欲望が希薄なんですよ。 寝るのがいちばんです。(笑) それでは、おやすみなさいませ。
あまりに驚いたものですから ブーバーさん 私のところは午後の3時半ごろに夕刊が配達されます。 ショックでしたね、今日の読売一面のトップがこの記事です。 世の中騒がしいというのに日本は平和なんですね。 兎にも角にも生活保護者よりも低い年金受給者、先行き短い身にて この際、田畑売って家売ってその金をパーっと使ってしまおうか。 地中海ツアーなら旅の終わりごろその船から身を投げてあの世に 旅の続きができるから良いか? 今晩は爺と婆が夕食の納豆ご飯を食べながらこんな旅談義をして ました。 どうも夜更けになると話まで暗くなりすみません。
人様がどうした、こうした、なんて関心がない性格でありまして 爺婆さんへ 私のごとき若輩者が言うのもおこがましいのですが しょせん人は人ではありませんか。お金持ちがどういった生活をしているか、なんてまったく関心の埒外です。 自慢にもなりませんが、同世代の者と比較して収入が少ないと、はっきり断言できます。(笑) そんなに遠くない日には年金で生活を支えていかなければなりませんが、家を売っても老後の資金は十分か はなはだ怪しいものです。 新聞をとっていないのですよ。もう三年くらいになりますか。 だって、まずたいていは不愉快なニュースばかりじゃありませんか。 そんなもので、イライラするのも馬鹿馬鹿しいです。 べつに生活に不自由をきたしておりません。日経新聞を毎日読まねばならぬ立場に置かれていないことに つくづく有り難いなと思っています。 心が満たされない、その理由はなんだろうかと、あたかも牛が草を反芻するごとく考えてみますれば 自分が何をして、どうなりたいか…。つまり欲望と現実との壁の落差にその主たる原因があると気がつきます。 いくらでも貪欲になれますね、欲望に目がくらんでしまうと。 だから私は、欲望の源になるところの情報、心を刺激するものから、できるだけ遠ざかっていたいと 考えて、かつ実践しています。 そうすると、心の平安がいちばんだと思えるようになり 外部からの刺激によってもたらされる、たとえば新製品のモノとか、レジャーとか、美味しいものを食べたいとか そうした、もろもろの欲望が、自分にとってさほど重要ではないと分かったのですよ。 痩せ我慢とは明らかに違って。 この世の中で、人と競争して何かを勝ちとること。 競争を強いられていない自分というのが、ほんとうに恵まれているなと思えます。 競争しなくても良い恵まれた身分だったら、敢えてみずから別の競争試合に参加しなくてもいいではないか。 いちばん望むところの、心の平安まで乱して。 なんにもしない贅沢って、すごく惹かれますね、自分としては。 スケジュール帳にびっしり予定が詰まっていたら、それこそ窒息しそうになります。 むろん、真っ黒に書き込まれたスケジュール帳を眺めて、活力がみなぎり元気を取り戻す人だっています。 そういう世界で生きている人は人です。私には関係ありません。 個人主義者だと非難のそしりを受けるかもしれませんが 少なくとも、犯罪を犯して人様にご迷惑かけているのでありませんから 自分のペースで生きていかれればいいと、願ってやみません。