人様々・・・といえばきりないですが・・・

人生日本の外の方が長くなりつつなります。全く個人主義の世界に浸っていますから、日本家族から見たら薄情者かもしれません。老いた母孝行に年2回は日本行っていますが、老いた母の世話に尽くしている人達から見たらその烙印は間違いなくもらっています。このオランダで学んだことはよく学べ・あるいは仕事をし、よく遊び人生楽しむということです。夏休みに数週間バケーションに行くというのは全く当たり前の社会です。ですがそれが必ずしも旅行だとは限りません。確かにほとんどが南仏あたりで何もしない。というのがこちらの伝統的バケーションです。しかし中には様々な社会を見る、そこで呼吸し生活感を味合うため一箇所長期滞在型もいますし、バックパッカーであちこち回る人も決して少なくありません。ましてオランダは数年前の法律改正で、6ケ月を限度に無給休暇を会社は認めなくてはいけないとなりました。多くは子供のいない若者が世界旅行に出るために使っているシステムですが仕事場に戻ることが出来る保証があります。世界を見て戻ってきた人の視野の拡大はオランダ社会にも役立つと考えます。そんなシステムがなかった時代の私の歳から見ればなんと贅沢な・・・と思うのですが、キャリアを積みたい人は、今でもそんなことはしない、ひたすら仕事、仕事と日本と同じです。ましてや半年旅行に出て何するの?という人もどの社会にも多いでしょう。
さて長い前置きはやめて、私の旅心は81年アフリカに行って目覚めました。当時は日本女性がアフリカくんだりまで行くなんて、良家の娘のすることではない、人様から笑われるという私には同意できない反対論でみなの非難を受けました。当時現地の交通網とヒッチハイクで10数カ国リックを担いで回りましたが、辛いこともたくさんあった分、たくましくなりました。その経験で得たことは、世界には様々な素晴らしい生活様式があるということ、そして多くの友人達です。81年以来タンザニアのインド人家族とは親交があります。ケニアやナミビア人にも友人関係ができました。道中で出会った世界中の人達とも現在はメール通信。これらはかけがえのない旅先で得た貴重な宝になりました。非日常生活の中で旅行する喜びは普段のマンネリ化した生活からのストレス予防になります。ですが、見知らぬ体験が反対にストレスになることあるのです。私の場合はその見知らぬ体験が、自分の視野外にある、新しい見方としてプラスに働いてくれます。これは個人社会のオランダではポジティブに捉えてくれますが、日本では必ずしもそうでない。アンタハ変わり者・・・と、にもなりかねない。それでも人生1回。自分だけのものです。あらゆる形であっても、自分で納得する生き方というのは自分で作っていくしかないですよね。他の世界を見ることは自分の視野は広まるものの、限界があるような気がします。私は素朴なそれでいてがつがつしているところがあるアフリカからは遠ざかれそうにないです。住めばどこも都にする能力はあると思っていますが、勿論住みやすいところ、そうでないところ様々ですね・・・これ人様々でしょうか・・・

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1件のコメント

  • 日本女性がアフリカくんだりまで行くなんて、良家の娘のすることではない

    さすけねえも、ボツワナ人(女性)をホームステイさせたことがありますし、ケニア人のガイドと運転手と1週間行動を共にしたことがあるし、マサイ族の青年と子ども達はホテルで遊んでいたし、上のお姉ちゃんはミッション系で某国の難民の姉妹が同じ学校にいたので、アフリカ人(=黒人?)は人間的にフレンドリーでつきあったら楽しいと思っています。

    その結果、うちの子ども達は黒人も白人も黄色人種も区別しない人間に育っているようです。








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    人間皆同じ

    いいことですよね。娘は日本でエロトリコ系のアメリカ人と結婚。驚いたのは81歳の母と私の兄。この私の娘です。文句は言わせんといい張ったのですが、ああ残念なことに理屈では分かっていても、今ひとつ人種差別の気配があります。それでなくても娘は日本人からいつも差別の対象だそうで、よく涙を飲んでは歯をかみ締めているようです。私が結婚した当時、一人娘がさっさとオランダ人と結婚したのを見て、涙を見せず、お前頑張って来いといってくれたのは父だけでした。あれから25年近く経っても我が家の方々はまだ世界に目が開かれていません・・・・家族の多くは少なからずとも外国に行った経験はありますが、それは行った。見ただけに過ぎないようです。旅行もただこれだけなら私に言わせるとトランジットです。見るだけでなく、外国を経験してください。

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