やはり感受性が問題なんですよね

みなさん　こんばんは

インドがブームとは言えないでしょう。10年前と比較して日本人バックパッカーと遭遇する機会は確実に減りましたね。ただ、漠然とガンジス川を一度でいいから眺めてみたいという潜在的?な願望は多くの人が持っているようですよ。

2001年の9.11事件が転換期でしょう。これ以降欧米人旅行者の数がぐっと減りました。と同時にインドの空港でのセキュリティーチェックは厳しくなり、かつてはリュックを機内に持ち込めたのに、預けにしなければならない。旅行しにくくなりました。

で、インドへ行こうとグランドキャニオンみたいな雄大な景色を目にしようが感受性が鈍ければ、ただ単にスゴイなとか、美しいなとかの印象しか持てません。そんな感動は時がたてば薄れてやがては忘れてしまいます。ではなくて感受性の鋭い人は、印象を印象で終わらせずに頭のなかで再構築していくのです。
屁理屈をつけるのではなくて、自分にとって何から何を、どんなことを考えるようになったか。思い巡らすのです。そうしたプロセスから時として価値観が変わるに至るのかもしれません。

言語化するかどうかなど二次的な問題です。じつに瑣末なこと。感受性の鈍い人が書いた本などしょせん旅の How to ですよ。哲学なんてあるわけがない。そんな己を錯覚している人のおっしゃることは適当に聞き流しておけばいいのです。