07/07/05 10:31

九寨溝・黄龍を

基本は祖母様が何を求めているかです。世界遺産といっても、九寨溝・黄龍は自然遺産、アンコールワットは歴史遺産と、全く性格が異なりますから。

さて、このことはさておいて、私は九寨溝・黄龍をお勧めします。なぜかというと、otoさんがお書きのように、アンコールワットの8月は暑く雨季ということと、やはり歴史遺産は当該遺跡に対する歴史的興味と知識がなければ、真の感動を生まないからです。よほど歴史に興味をお持ちなら別ですが、やはり日本にはない自然の美で知られる九寨溝・黄龍(中国人が最も行きたい観光地・水の美)の方が感動が大きいと思います。九寨溝のベストシーズンは10月の紅葉期ですが、夏も人気あるシーズンとして、観光客で溢れています。特に水が豊富で、滝の水しぶきを味わえます。

問題は、2点あります。第1は、特に黄龍がそうですが、健脚コースということ。第2は高山病です。

第1点は、黄龍では、昨年にロープウェーができ、登りはこれを利用することになり、最奥の五彩地(最も美しい)の手前に登りが残りますが、基本的はだらだら道か下り道となり、歩きが楽になりました。しかし、それでも全体的に6km程度は歩かなければなりません。それも高地です。ですから、普段から歩くことがおっくうでないと辛いことになります。

第2点の高山病は、これも黄龍で問題となります。黄龍は入口が3100m、五彩地が3500mの高地です。ですが、高山病は年齢・男女に関係なく発症するもので、高齢者だからといってかかりやすいわけではありません。もちろん体質差はありますが、基本は体調の善し悪しによります。概して高齢者は体調に問題がある場合が多いので、若者より発症者が多く感じられるのです。普段の体調に問題がないのでしたら、高齢者でもこれを恐れることはありません。ようするに体調を万全にして、黄龍に入ればいいのです。疲労・寝不足・酒・入浴(軽いシャワー程度で止める)はだめです。当日も、動きはゆっくり、呼吸は深くし、水分補給を怠らずすることです。ですから、観光スポット毎で撮影などで休み休み歩くことをお勧めします。

以上の点から、九寨溝・黄龍観光ならば、成都(四川省)を起点として、初日を飛行機で九寨黄龍空港(3500m)に飛び、半日九寨溝王観光、2日九寨溝観光、3日黄龍観光、といったスケジュールのツァーをお勧めします。これなら、広い九寨溝もゆったりと見え、先に九寨溝(最奥の長海で3100m)を経験することで、高山病対策からもいいからです。

なお、旅程が6日とあることから、成都でパンダ繁殖基地観光も入っているのを選べば、8月下旬の予定なら、例年の例からいって、誕生したばかりの赤ちゃんパンダ(まだ白黒以前の)を見られましょう。

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1件のコメント

  • ありがとうございます

    祖母も私もあまり知識はありません。世界遺産を見てみたいという気持ちだけです・・・。確かに歴史的背景を知ってるからこそ、その素晴らしさがわかるんですよね。祖母は歩くのは問題ないと思います。高山病の方は私自身も心配なところです。でも高齢者だから特になりやすいということはないとお聞きして少し安心しました。成都でパンダの赤ちゃんに会えるかもしれないんですね。ツアーを探す時のポイントにしたいと思います。

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    再度質問させてください

    九寨溝でお勧めのホテルはありますでしょうか?あと祖母が「カゴに乗ることもできるみたい」と聞いてきたようなのですがどのような物なのでしょうか?私は乗り心地があまりと聞いたのですが・・・。体験談などあれば教えてください。よろしくお願いします。