豊かになると堕落  vs  衣食足りて礼節

旅行者の例ではないですが、衣食足りて礼節を知るを言った
国の留学生達の実態をつぶさに知る機会がありました。

人口も多いので留学生といってもピンキリですが
ピンの方はそれはそれで凄い(良い)のだと想像します。
私が見たのはキリの方。

6人中4人が小洒落た高級車に乗り、ファッションもそう。
携帯、パソコン、i-podは当然持っております。

食事の食べ方が贅沢、醜悪、食べ物を粗末にすること
極まりない。外食、テイクアウトが
殆どですが、食べ残しだらけで後片付けはしない。

comunity collegeでの留学生で、夏休み 全然勉強はしておりません。
ラップトップを開けているときは友達と対戦ゲームしています。
時々はラジコンカーを走らせて遊んでいます。
(かつて旅クマさんが留学中久しぶりの鮨に落涙したことを想いましたね)

その国は今や共産主義の盟主でしょうが
国内の農村の疲弊、貧困は日本の比ではない。
貧富の差も日本の比ではない。

さて、

片やアメリカ、自由主義の盟主、銃も自由
この国の貧富の差も日本の比ではない。
国民の四人に一人は健康保険が無い。よしんば
保険があっても病気になったら舞台から落ちる。
どん底まで落ちる国です。

米中共、根っこは同じ「金主主義」の国です。

日本もこれに向かっている気がします。

金主主義すなわち市場経済至上主義の一面ですが
これに立ち向かう唯一の拠りどころは「心」ではないでしょうか
極端な例としてはイスラムは金主主義で救われない、弾かれた
世界の人々の心を掬い取っている思う。

日本はどうか?

若し外に連帯を探すとすればやはり米中にすり寄るより
欧州がまだマシのように思う。
が、内、というか少し前までは日本のいい心はあった。

議論の中で整理されていないのは
「国」と言ってもある人はカントリーのことをいい
別の人はネイションのことをいい、はたまたガバメントのことをいう。
ネイションを愛する人がガバメントの事を批判することを
愛国心が無いなどという。 国と邦は違います。

在外邦人にとっては「国」は硬い囲いの中の存在と実感します。
「邦」はナショナリズムの危うさを含みますが血の通った人間らしさを感じます。

私が日本の留学生で母国で飢餓線上にいる人々が居ると思ったら
心穏やかではなかろうと思うのです。

久方ぶりに目に止まったトピだったものですから
トピズレしてすみません。




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1件のコメント

  • あの叔父には、スイスでも奢ってもらいました・・・

    おぉ、Reiさんお久しぶりです。

    >(かつて旅クマさんが留学中久しぶりの鮨に落涙したことを想いましたね)

    いや、よく覚えていらっしゃいますね。本当にあの鮨は美味しかったですよ♪留学先の街にかろうじてあった、和食らしき店の味噌汁もどきには、所々黒くなったマッシュルームの切れ端に、猫舌の私が口をつけてもぬるい味噌汁もどきでしたから・・・あとは押して知るべし!

    この叔父には、またスイス滞在中にもお世話になって、栄養補給をさせてもらいました。お陰様でスイス滞在時美味しいものの思い出には、叔父の顔が出てきます。可能ならば、スペインの地方に、移住してもらいたいですわ・・・


    ところで、Reiさん、私はかの中華○○帝国の「ピン中のピン」の留学生のクラスメートがいて、よりによって東アジア出身が数名しかいない年度だったもんで、日本語は忘れるわ、このピン中のピンの彼女の出来のよさに、衝撃は受けるは、キリの方は見なかったので、世界には上には上があるとしみじみ実感しました。

    フーン、「キリ」は勉強もしないで遊んでいるんですか。よくそれで査証継続になりますねぇ~。

    Discussionはよく、ヨーロッパからの留学生と、タグ組みましたね。アメリカ人よりは、意見の摺り合わせがしやすいし、譲る事を心得ています。

    でも、留学中は日本はひたすらに遠かったですね~。
    領事館も助けてくれないし、パスポート更新も断ろうとするし、何て国なんだろう・・・と思いました。しかし、日本のパスポートの威力は凄まじいです。アジア人で、査証を取らなくても、多数の国をパッパと行き来できるのは、日本国程度でしょう。

    お陰様で、旅行中日本人を見かけなくても、全く平気ですが、日本のパスポートには、日本の国力を認識しますね。そこに「国」を認識します。

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    パスポートの菊のご紋に向かって、「礼」

    今は「衣食足って礼節を知る」なんて言葉 化石なんですね。