生存競争

台湾<香港<大陸の順で、生存競争が激化すると思っています。

香港の地下鉄などは、座わることを前提に作られていないような
気がします。余裕とか他人を思い遣るとかではなく、人が多すぎる
からだと思っています。エスカレーターなんか却って合理的だと
思います。日本では横を誰も通らないのに空けるのが都会では漸く
一般的になりました。しかし、歩かないのならば(特に空港など
で皆荷物を持っている場合)、二列で乗ったほうが早いはず。
香港の場合はそうですよね。まあ、電車の乗り降りは東京が世界一
上手いと思いますが。

確かに台湾は香港よりはずっとのんびりしるし、きついことは言わ
ない(昔から、香港人の男は優しいのだが、女性はきついと言われ
ていました)のですが、台湾も日本に近づいているのではないでし
ょうか?MTRのなかでも博愛席に若いひとが座っている(しかし、
フードコートの博愛席だけは他が満席でも空いていました)のは、
日本と同じ光景です。

以前おもしろいなと思ったのが、香港駐在員が台北までお茶を買い
に来たことです。それまで、香港の茶の質はあまり良くないとは思
っていたのですが、やはり良いお茶やがないとのこと。これは意外
でした。

私が台湾が良いなあと思うのは、商店街があることです。大型ショ
ッピングセンターもあるのですが、至るところに店があり、人が居
ることです。日本の地方都市の中心部は悲惨な状況なのに比べ、実
に羨ましい。香港はもっと進んでいる(?)のですが、なにも家庭
で料理することはなく、安く美味しい外食に頼るのは合理的だと思
います。不味い店は淘汰され、客は美味しいものを安く食べられる
わけですし。

なお、SARSのさいに一世を風靡したマスクは50元ショップでも売ら
れています。いつも買おうとは思うのですが、さすがに日本ではす
す勇気が出ません。