何に使うかですが 電子辞書ですが、なにに使うかにより異なります。 (1)英語を日常使わない、仕事でも必要としないため、 自分の言いたいことが出てこない、また相手の言うことが わからない。 この場合は、辞書で調べている時間はありません。会話 用の端末か、会話本の方が実用的です。最近の製品は検索 内容を声に出して読んでくれるものもあります。 (2)ある程度の力はあるが、難しい表現をしたり、文章 を読む必要に迫られる可能性がある。 この場合は、最近の大学生が持っている(ほとんどが買わ されているようですが)ジーニアスとかリーダーズが収録 されているクラスのものが良いでしょう。使い勝手には 個人差がありますので、店頭で価格、スタイル、携帯性 などを考慮して購入してください。一般に多機能なもの ほど高く、英語だけならば、型落ちがお手頃でしょう。 この場合、持ち歩いて使うか、使う頻度は少ないが、 いざとなったら頼りたいかによって、機種が決まって きます。薄型で、持ち歩きが主ならば、ソニーのEBR- S8(7)MSが軽くてよいでしょう(その分キーは使いにくい)。 (3)日本でも紙の辞書代わりに使いたい。 これなら、多少重くても機能充実で選びましょう。 と書いたのですが、本音は、 「電子辞書って本当に必要ですか?」です。 とっさの会話では紙の辞書など役に立たないのと同じで、 会話では使っている暇はありません。唯一、使えるのは 電話を掛けるときか、メールとかFAXを送るときです。 どうしても文章を考えますよね。辞書は必携です。 でも、この用途ならPCに入れておけば済むので、電子 辞書の出番は普段は少ないと思います。 私は、数種の電子辞書を持っています。どれも非英語 を使うためです。ソニーをはじめとするメモリーカード で中身を交換して使うタイプは辞書が貧弱で使い物にな りません(買って使ってみた結果です)。非英語言語は どうしても辞書が必要な場面が多いので、結構役立ちま すが、やはり大きいので、携帯するには不便です。それ に、全ての辞書について言えるのですが、PCを使い慣れ ると操作感にどうしても違和感がでてきます。 そこで、登場するのがザウルスとかパームです。ともに 辞書が内蔵されていて、検索等も効率的にできるし、そ のままメールにも、WEBの解釈にも使えます。ザウルスは 現行機種ですが、パームは最後まであったソニーのクリエ ももうすぐ店頭から姿を消すでしょう。クリエTH55DKには 電子辞書用のメモリースティックが使えるので、普通の電子 辞書よりも使い勝手が良いでしょう。ただ、標準装備の 辞書は貧弱なものが多いので、自分で辞書を取り込んで 使っているユーザーは多いです。英語で一番語彙が多く、 実用的なものは英辞郎・和英辞郎です。たった2千円の出費 で、これだけの情報が得られるのは、何よりボランティア で編集してくださった方々のお陰です。これはPCでも使えて とても便利です。