05/06/01 13:14

<3日目> 5/6(金) ブリュッセル泊:その壱


・「Visionary Belgium 奇想天外なベルギー」展

建国175周年記念イベントの一つ、Visionary Belgium展。
5/15迄の開催なので、駆け込みである。
なんだかえらい有名なキュレーターが手がけたとかで、どんなものかと思っていたが、
展示スペースがなんだか入り組んだ構造で、順路がわからなくて辛かった。
どこまで見終わってどこを見ていないのかがわからなくなるんである。
恐らく、折角のものをたくさん見逃したと思われる。
(少なくとも、事前にベルギー観光局のホームページで見た作品を観た記憶が
 無い。)
とりあえず一回りしたであろう頃には疲れ果ててしまい、もう見逃してても
いいや~ととっとと会場を後にしてしまった。根性無しである。
(本当に自分が見たのは、間違いなく「奇想天外なベルギー」展だったの
 だろうか・・・。)


・白アスパラ1皿目@ケルデルケ

パレ・デ・ボザールを出たのは14時近かったので、お昼ご飯を食べようと
店先のメニューでアスパラガスを探し歩くうち、グラン・プラスの
“'t Kelderke”に辿り着いた。
歩き方の掲示板でも過去何度か話題に上った店である。
http://www2.resto.be/kelderke/default.htm

店の外のメニューには、アスパラガスは載っていない。
思い切って店に入り、アスパラガスはあるか?と訊くとあるという答えだったので、
少々並んで待ってから、席に案内してもらった。
日本人かと訊くので頷くと、何かの雑誌の切り抜きと思しき写真付指差メニューが
出てきた。まさかこの店でこんなものが出てくるとは思っていなかった。
最初にアスパラガス、って言ったのにな、と思いつつ、アスパラガス料理の基本、
フランドル風を注文。

なんだかビールのメニューが少なかった気がするが、その中から呑んだ事がないと
思われる“Mort Subite Gueuze”を注文。フルーツビールからフルーツの風味だけを抜いた様な味わい(って、発想が逆だろう・・・)。んまかった・・・♪

で。アスパラガス。白い長身にゆで卵みじん切りが添えてある。
これがフランドル風なんだ、としみじみ感慨に浸りつつ、ナイフとフォークを
握り締める。
しかし、柔らかーいアスパラガスにナイフを入れて一口サイズに切ろうとすると、
横ではなく、繊維に沿って縦に長ーく裂けるんである。食べるのに苦労した。
肝心のお味の方は、なんと表現すればいいんだろうか。淡白な柔らかさを
堪能したといえば近いだろうか・・・。


・白アスパラ2皿目@ケルデルケ

そして暫くノイハウス本店をのぞいたりなんだり、ぷらぷらしているうちに、夕方に。
グラン・プラスの夜景を見れるチャンスは、もう今晩だけなので、失敗は許されない。
前日とは逆に、先にホテルに荷物を置きに戻り、カメラと小銭入れだけを持って、
夕食を取りにグラン・プラスに戻った。

なんたって場所がいいので、またしても“'t Kelderke”にいく事にした。
ショーの時間まで店で粘れば、治安上の不安もかなり軽減出来るのが魅力である。
それに、結構昼間にアスパラガスがある店を探すのに苦労したので、
違うアスパラガス料理をこの店で試そうと考えた。

天井近くの壁の黒板に書かれたアスパラガスのメニューは3つである。
が、手書き文字は、読めない以前に発音出来ない。写真もないので指差注文も
ままならない。
フランドル風以外は“M”と“V”で始まるメニューだったので、
無理やり“M”で始まる方をローマ字読みすると、とりあえず通じたらしい。

そして、アスパラガスだけしか入らないなんてこたあるまいと調子に乗って、
ムール貝も頼む。
本当はクリーム味を試したかったが、流石にそれは苦しいかも、と思って
白ワイン蒸にした。
が、今度は昼に見た筈のビールがメニュー上に見つけられない。
とりあえず、ビール・・・じゃ、ホワイトで、という注文に落ち着いたら、
でっっかいジョッキが出てきたので、2銘柄試すつもりが、この一杯で
終ってしまった。

今度のアスパラガス料理は・・・後日調べたところによると、ムースリーヌソースがけ。
ぱっと見は、昼のゆで卵みじん切りを更に潰してソース化しただけである。
(注:あくまで見た目の印象であって、そういうソースの作り方をしている
 わけではない。)
味音痴の自分は、昼との味わいの違いをよくかぎ分けないままに、ただに
うまうまと食すだけであった。

でも、アスパラガスを2皿も食べられて、数年越しの念願が叶った事に大満足。
残る一皿(ヴィネグレット)がどんな味わいの料理なのかが気になるところである。

流石に付け合せのフリッツは残してしまったが、アスパラもムールも完食。
ベルギー料理を堪能出来ていい気分になったところで、時間も程よく、
22時半ちょい前に店を出た。

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