07/06/27 19:26

そういうものです

安いのには訳があると思っておくべきです。

ライアンエアーはイージージェットと同じように思われていますが、
両者は若干違いがあります。仰せの通り従業員数が極端に少ない。
一方、イージージェットは優先搭乗や主要空港を使ったフライトなど、
極端な低コストではないと言われています。しかし、両者が莫大な利益を
生んでいることは確か。

定時運行はむしろLCCの命(一カ所でも遅れれば玉突きに遅延が生ずる)
なので、怠慢は許されません。電光石火の如く飛んでいきます。
ただし、最近南ドイツでの集中豪雨のようなことがあると、代替ができ
ないLCCはもろに影響を受けます。

少し誤解があるようですが、カウンター職員からして、その空港を利用
するエアライン全体でシェアーします。要するに、ある時はライアンエ
アーの職員のような顔をし、ある時はイージージェットの職員の顔にな
るのです。日本ではコールセンターがこれをやっています。ハンドリング
も同じで、エアラインの地上職ではありません。

欠航や遅延に一切の責任を取らない(いつかは必ず届けるというスタンス)
ということでコスト削減に成功したのです。安全性は砂上の楼閣という
説もありますが(たまたま運良く起きていないだけ)、一方で、ルフトハン
ザやフィンエアーには到底叶わないものの、しっかりした方針に基づいてい
いるという説(自説ですが)もあります。ただ、離着陸の間が30分をどう見
るかは乗客の判断なのでしょう。

LCCもうまく使えば便利です。天候悪化には真っ先に打撃を受けるとか、
安さの性で質の悪い客もたまに居る(飛行中かなり揺れてシートベルト着用
サインにも拘わらず、何度言ってもベルトはもちろんせずに、何度も席を立
って叱られる客とか、最初から最後まで大声で話しをして、着陸時には立っ
て窓から写真を撮りまくり、最後は大声で万歳と拍手した客も居ました)と
か、辺鄙な空港であるとか、機内持ちこみ荷物への制限が厳しいとか文句を
言い出すと切りがありません。

それでは、大手なら良いかと言えば、乗り継ぎ保証(ルール上で可能な場合)
とか代替の可能性とかはあるし、アライアンス上級会員にはラウンジとかプ
ロテクションとかもあるのですが、エコノミーに乗る限り大差ないのが実情
です。ビジネスでも貧弱なので、LCCで無駄な出費を抑えるという方法は
悪くないと思っています。

スタンステッドはよくできた空港なので、他の主要な空港よりは楽です。

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