レポート

ダージリンでトイ トレインに乗りました。

公開日 : 2007年06月25日
最終更新 :

 5月12日に、ダージリン ー グーム往復のトイ トレイン「ジョイ ライド」に乗りました。
 鉄道マニアでもなく、ダージリンには避暑に来ていたので、そのつもりはまったくなかったのですが、急に思い立ちました。
 前日朝、ダージリン駅でトイ トレインの当日券を買おうとしましたが、私の前の人で売り切れ。しかたなく予約券売り場に並び直しました。
 用紙に書いて、窓口に渡し、240ルピー払って翌日のチケットをゲット。インドで鉄道のチケットを入手することは、大変だと聞いていたので、感無量。チケットを何度も見直しました。
「12日。ダージリン。10時。よし。ところで、このWL3ってなんだろう」
 12日は9時過ぎにチョウラースター近くのホテルを出て、途中、ポテトチップスやジュースを購入。9時半過ぎにはダージリン駅に到着。
 トイ トレインを外から見、中から見、どこに座ろうかとウロウロしていると、韓国人ツアーの一行が、チケットと座席番号を見比べています。
「自由席じゃないの?」
「違うよ。チケットに座席番号が書いてある」
 私のチケットを見せました。
「これはウェイティング リストだよ。あそこの係員に言わなきゃ」
 ひえー。WLとは、WAITING LIST(キャンセル待ち)だったのです。
 あわてて、ホームで名簿を持って立っている駅係員のところに走っていきました。
 チケットに座席番号を書いてくれました。席はあったのです。
 トイ トレインは、横幅が狭く、中の座席は、二人掛けと一人掛けになっています。
 私の座席は、二人掛けの通路側。
「景色が見えないじゃないか。これで同じ料金はおかしい」
 10時になりました。
 私の隣には誰も来ません。
「CAN I MOVE TO THIS SEAT?」
 前に立って名簿をチェックしている駅係員に聞きました。
 大きく首を横に傾けます(YESです)。
 他の座席は満席なのに、私は二人掛けの座席をひとりじめして、窓際に座り、景色を堪能しました。
 トイ トレインは、二人掛けの座席の窓際に座らないと、外がよく見えません。
 不幸にも、一人掛けの席になると、窓から見えるのは、山の斜面の雑草ばかり、ということになります(帰りも向きが同じなのです)。
 10時過ぎに出発。評判どおりの遅さで、途中、バアシア ループに停車。お花畑でした。11時にグーム着。30分間のトイレ休憩のあと、11時30分にグーム発。帰りは客が少なく、ガラガラでした(一人掛けの席の人が、一斉に二人掛け窓際席に移動してきました)。12時20分にダージリン到着。
 季節柄、ヒマラヤは見えませんでした。肩越しにダージリンの街を遠望するくらいです。
 
 ダージリン - グーム 間はSLですが、乗っていると、当然ですが、蒸気機関車は見えません。すれ違う車からは、さかんにカメラのシャッターが押されていました。

 ニュー ジャルパイグリまでの全線にどうして乗らなかったのかって?
 この季節、下界は猛暑です。

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