基本的にはそうなのですが これまでの気候を踏まえると、確かに雨が多いはず。 そもそも、湿った空気がイベリア半島から、欧州に向かいます。 まず、ポルトガルとスペイン国境との間の山にぶつかり、雨を降らせます。 ですから、海側は雨で、内陸は晴れとなることが多い。雨雲が南からイタリ ア半島を経由してはいり、アルプスにぶつかれば、北イタリアに雪を降らせ ます。これがなかったトリノオリンピックは雪不足に悩まされました。 もう少し南ならばナポリが雨になります。 北イタリアで雨天となるとかなり寒いのですが、ポルトガルの雨天は寒く はならないはずです。晴れれば抜けるような青空で、「ポルトガルにきた ぞ」と言える感じなのですが。 ただし、とりわけ、今世紀に入ってから、過去の例はあまり通用しなくなっ ています。身近で言えば、今年の日本の冬。むしろ冬がなかったとも言える 12月から2月。ですから、気温が30度になることはないし、零度以下になる こともなかろうという以外には(あくまでここ数年での話し)、誰も予測で きないというのが現実のところです。