Re: アルメニアにて「聖アララト山を眺めて」/そうか、ノアの箔舟のところなんですね! 駱駝シァンズさん、旅のレポート拝読しております。 今回も、焦点をしぼって用意周到、個性的なご旅行をされたのですね! いつも感嘆の気持ちで読ませていただいています。 さて、読みつつ頭に浮かんだ雑感..... 『そうだ、アフラ・マズダって、マツダランプの名づけ元だったっけ......』 『え~っ、ノアの箱舟ってあんなところだったのか!もっと死海に近いと思っていたけど、そう言えばあれはあのあたり一帯によく似た伝説がいくつかあると聞いたような気が.....?』 『アルメニア.....う~ん、今ちょうど読んでいる塩野さんの≪ローマ人・カエサル編≫のところにアルメニアが出て来ている。古い国なんだな.....確かトルコとの間に問題が?』 『そう言えば子どもにすすめられて≪アララトの聖母≫とかいう映画を見たことがあったっけ。』 『合衆国等への移民も多いと聞いたような気がする......』 等々、アルメニアといっても甚だ頼りない断片的記憶しか出てきません。 (そもそも首都が出てこなかった。) そうか、石の建造物の町なのですね。 いろいろ伺いたいことがいっぱいあるような気がします。 このあとも楽しみにいたしております。
アルメニアについての雑感 アルメニア人は自らの国をハイアスタンと呼び、2000年以上の歴史を持つ古い国です。 大昔からペルシャなど近隣諸国の侵略を受け続け、世界各地に散り散りになっていったユダヤ人みたいな民族です。 おかげで世界各地にアルメニア人のネットワークが出来ているそうですが、日本はもっとも在住アルメニア人の少ない国で、50人位しかいないそうです。 トルコによって行われたアルメニア人に対するジェノサイド、さらにアルメニアのシンボルであるアララト山を奪われたことなどで、アルメニアの人たちはトルコを毛嫌いしているそうです。 今回僕が出会ったアルメニア人はいずれも感情的に動かない知識人ばかりでしたが、言葉の節々にトルコに対する微妙な感情が出てきていました。 現在はトルコ領のアララト山ですが、アルメニアほどこの聖なる山が美しく見える国はないと思っています。