バーボンなら、まだいいです 大昔、西部をグレイハウンドの夜行バスで移動していたとき、途中、ドライブインで休憩タイムがありました。 眠れなくなるからコーヒーは飲みたくないなあ、と思って、「ミルク」を注文すると、バーのお姉さんが困ったような顔で、「法律で禁止されている」というのです。何回か言い直しても、同じ答え。あきらめてコーヒーと言うと、そうしなさいと言う感じでサーブしてくれました。 夜間の酒類販売が禁止されている州だったので、「ビール」と聞こえたのかなあ、と思います。でも、ミルクとビール、似ているかしら。文字がひとつも重ならないぞ。それとも、本当にミルクの販売が禁止だったのか。 ミルクは子供のもので、いい大人が、夜中にミルクをのむとは想像できなかったのかもしれません。そう言えば、ランチでミルクを飲んでいると、よく、「まだ成長する気か」とからかわれました。 いずれにしても、アメリカ生活も2年目のこと。発音に自信を失って、少々落ち込みました。
それでも「へなちょこ」旅行はやめられない。 初めて海外旅行をした頃は、”バー・ボン”を繰り返したら”コーラ”が出てきたり、”ウ・オー・ター”を頼んだら”コーヒー”が出てきたり、”ハン・バー・ガー”が全く通じなかったり。 自分の発音が悪いのだとは思わず、「アメリカ人の耳はおかしいんじゃないの!?」と憤慨していました。 それでもめげずにアメリカ詣でを続けています。来春は東西両海岸線に沿って列車の旅を計画しています。言葉を巡ってどんな椿事が起こるやら。
英語発音の聞き間違い 初めての、ひとり海外のときのこと。 貧乏性の私は、 フライト中に上映される映画をすべて観ないと気が済まず、 ず~っと起きていたせいで、 ポートランド空港に到着したときは、頭も体もフラフラ状態でした。 そんな中、聞こえてくる空港アナウンスに、 「いや~、さすがアメリカだね~」と、 カルチャーショックを受けていましたが、 あまりにも言い過ぎるし、そんな言葉を空港でアナウンスするか? と不思議に思い、よ~く聞いてみたら、 「6」と言っていました。 それまで日本で教材として使用していた英語とは違う、 生(なま)の英語発音をしみじみ実感しました。 よく英語発音が通じない例として、 映画のタイトルが挙げられます。 本当に通じませんでした↓ A League of Their Own(プリティリーグ) A River Runs Through It(ブラピが出演した映画で、邦題は不明)