英語発音は難しい。 初めてシアトルに行った時のことです。 サンフランシスコ空港でシアトル行きの国内線に乗り換えようとしましたが、”シアトル”と言っても全く通じません。何度も聞き直されてオロオロしてしまいました。アメリカ人の発音は”セェアトゥ”に聞こえました。 国際線はノースウエストでしたが、機内ドリンクサービスで”バーボン”と頼んでも全然通じませんでした。無理やりカタカナ表記すると”ブゥバン”に近かったようです。以来、”バーボン”とは言わずに”ジャック・ダニエル”と言うようにしています。
バーボンなら、まだいいです 大昔、西部をグレイハウンドの夜行バスで移動していたとき、途中、ドライブインで休憩タイムがありました。 眠れなくなるからコーヒーは飲みたくないなあ、と思って、「ミルク」を注文すると、バーのお姉さんが困ったような顔で、「法律で禁止されている」というのです。何回か言い直しても、同じ答え。あきらめてコーヒーと言うと、そうしなさいと言う感じでサーブしてくれました。 夜間の酒類販売が禁止されている州だったので、「ビール」と聞こえたのかなあ、と思います。でも、ミルクとビール、似ているかしら。文字がひとつも重ならないぞ。それとも、本当にミルクの販売が禁止だったのか。 ミルクは子供のもので、いい大人が、夜中にミルクをのむとは想像できなかったのかもしれません。そう言えば、ランチでミルクを飲んでいると、よく、「まだ成長する気か」とからかわれました。 いずれにしても、アメリカ生活も2年目のこと。発音に自信を失って、少々落ち込みました。
それでも「へなちょこ」旅行はやめられない。 初めて海外旅行をした頃は、”バー・ボン”を繰り返したら”コーラ”が出てきたり、”ウ・オー・ター”を頼んだら”コーヒー”が出てきたり、”ハン・バー・ガー”が全く通じなかったり。 自分の発音が悪いのだとは思わず、「アメリカ人の耳はおかしいんじゃないの!?」と憤慨していました。 それでもめげずにアメリカ詣でを続けています。来春は東西両海岸線に沿って列車の旅を計画しています。言葉を巡ってどんな椿事が起こるやら。
通じる相手と通じない相手 英語を必要とする(アメリカから見て)外国人が増えるとネィティブが一番困るのではないでしょうか。悪貨が良貨を駆逐する状態。 そのネィティブも英国からはだんだん遠ざかって・・ >以来、”バーボン”とは言わずに”ジャック・ダニエル”と言うようにしています。 まったく仰せの通りです。バーボンは通じにくいです。 スペンサーさんお勧めのサミュエル・アダムス(最近事務所の同僚がこればかり)も店で注文するときは「サミュゥ・エィダムス」位で何とか通じます。エィに力を入れて・・・スは小さく。
日本語は4音節、米語は2音節 スポンサー提督、アニヲーン(lll) 米会話の授業で、一時期「音節の区切り方」について、みっちり 教わったのを急に思い出しました。 SEA-TTLE: シィァ~‐tL(tはカスカに響き、Lは摩擦音) が東部流の発音だったなぁ。西部ではもうちょっと、はっきりと発音するかと 思いますが、「し・あ・と・る」と発音すると、全く通じないと思います。 それで、音節の区切りで、念押しされたことには、 「発音がちょっとやそっと悪くても、音節の区切りが合っていれば、 Native Speakerなら推測がつく!」という話でした。 うーん、Seattleといえば、コーヒー、うまくやったもんだぃ!
確かに。 言われてみると音節の数は重要なポイントですね。でも、これ以上、英語に関して語れるものを持ち合わせませんので、ここで打ち止め。 イチローや佐々木で観光ブームになる前の”セェアトゥ”は、日本人観光客が少なくて良かったなあ。 また、来春再訪しようと考えていたニューオーリンズは、”猛女”カトリーナに翻弄されて大変なことになってしまいました。