郷に入っては郷に従え

バールはいたるところにありますが、それ以外はある方が希です。
なにせ相手は制御できるものではないので(下手に制御すると女性の
場合は病気の元だし、男性でも尿路結石になどの危険が待っています)、
身近な場所を利用するのが一般的。

バールは街の万屋ですので、気軽に使いましょう。何も注文しないで
トイレだけ利用するのは法律違反でも何でもないのですが・・・
モラルというか人間性の問題だと思います。円安のご時世なので、出費
にはなりますが、それでも百円強(たかだか百円とは言えなくなった
のが寂しい)。

観光とはガイドブックに書かれていることを踏襲し、それや旅行パンフ
レットに載っている写真を確かめるだけではありません。現地で、そこ
で生活している人に触れる、時には会話などをすることも貴重な体験で
す。そのためにはバールは格好の場所。仕事に行く前に颯爽とエスプレ
ッソを飲み干して行く綺麗なおねーさん、暇をもてあまして家人には相
手にされなくなったリタリアしたおじさん、スーツをびしっと決めたビ
ジネスマン二人が仕事の会話など、見ているだけでも面白いし、会話に
入れればさらにイタリアの魅力を感じられます。そのための数ユーロは
決して無駄ではなく、綺麗なトイレまで使えるのですから。