バリ島 バリ島について少し補足します。 バリ島には、古くインドネシア一帯を覆っていたヒンズー教文化が今も残っています。 ラーマーヤナの物語がインドネシア、マレーシア、タイ、インドシナで知られていることからわかるように、東南アジア一帯の文化の基底には、ヒンズー文化があります。 その後スリランカからスマトラに仏教文化が流入して、インドネシアはジャワ島のボロブドール遺跡に見られるように仏教が盛んになります。タイ・ラオスでは今でもこの宗教色が強く息づいています。 そしてそのあと、マレー・インドネシア・フィリピンにはイスラム教文化が入ってきます。 インドネシアで古くからのヒンズー文化が残るのはバリ島地方だけです。言語や家族制度などにいまでも独特の文化が残ります。 その後、バリ島には欧米人が多く滞在するようになり、サーフィンや美術工芸、芸能の拠点として独自の文化が洗練され、現在のようなリゾート地に発展しています。 でじこさんたちだと、たんに海に行ってきたというような単純な旅行はしないでしょうから、行く価値のある島と推薦しておきます。