普通の日本人ならば こう言っては酷ですが、普通の日本人や欧米先進国の住人が、ウブドの 大衆的な店で食事をすれば、ある程度の確率で体調を崩すか、強度の下痢 などに襲われるはず。今は昔の話しになってしまいましたが、バリを襲った 悲劇のひとつに、”日本人観光客だけのコレラ事件”があります。 日頃、極度の清潔な環境にいる日本人が現地の人と同じものを食べると、 本物のコレラにならずとも、疑似または思いこみコレラになります。 屋台は言わずもがなですが、大衆食堂の裏側を一度覗いてみてください。 二度と食べる気にはならないはず。それでも、”悲劇”に遭遇するのは 一部の人であるということは、人間は意外に強くできているのです。だか らと言って、無謀な行動に出るのは自殺後遺。パッケージツアーで東南ア ジアに行った人が、下痢になり、恐ろしいことに水を控えた。脱水症状で 倒れたが、すぐに添乗員が対処したために命はとりとめたという事例は、 過去に多くあります。 日本では、あまり報道されませんが、航空機事故の多発、鶏インフルエン ザの人への感染の拡大など、この国の危機管理、衛生管理には問題があり ます。私自身もバリは好きな土地ですが、負の部分も理解しておいたほう が良いと思います。できることは、危ないことには首を突っ込まないこと です。