実は意外に知られていないこと タイにくる観光客のうち日本人の割合は約10%。その日本人が一番 沢山押し寄せるのが8月なのです。ほとんどがバンコクで、プーケ ットは3%程度。欧米と言っても大多数がドイツと北欧(主にスウェ ーデン)なのですが、彼らがビーチを好むのと大違い。 確かに、12月とか1月の頃のほうが気持ちが良いのですが、バンコ クで身動きできないということはないと思います。ただし、今年 は雨が多く、連休にはスコールもあったし、二月の頃からすでに 湿度が高いと感じました。世界的に気象がおかしくなっているこ とは、今は誰も否定できなくなっているので、今後はそれとつき あわざるを得ないでしょう。 イタリアとタイとでは環境も、行く人の嗜好も異なります。唯一 共通なのは、時間にはルーズ(タイ>>イタリア)なのと食事が とても美味しいということでしょうか。人当たりの良さも共通し ていますが、これには歴史的な事情とか世渡りのための手段とい ことは理解しておく必要があるでしょう。 上にも書きましたが、安全性では大差はないと思われます。これ は極めて大雑把に表現しただけで、実際に各論を言い出すときり がありません。両方のコメントに対する応答をみる限り、並の 「大人」よりもよほどしっかりしているので、これなら親を説得 できるでしょう。行きたいほうのイタリアを勧めます。 盗難等の危険性は、高校生に限ったことではないので、やはり、 未成年女性が二人という状況が周囲からみても心配です。イタリ ア人は確かに女性に甘い言葉を掛けますが、これはスペイン人 同様にある種の社交辞令で、天性のものです。本気にしなければ 良いのですが、もし東京などの大都会でなく地方にお住まいのか たならば、男性の甘い言葉に免疫がないので、自覚が必要でしょ う。のりとしてはイタリア人は大阪人の近いというほうが正しい か。危ないのは東洋人観光客をカモにする連中。これはイタリア 人とは限りません。日本人かも知れないし、同じ欧州から遠征し てきたグループかも知れません。経験のなさ(男を見る目とか を含め)を心配します。 もう一つ、気になる助言がありました。本当は、そこに書き込む のが礼儀なのですが、わざわざ敢えて指摘するまでのことでもな いので、ここに書きます。「お洒落して行きましょう」です。 海外で気になることは、日本人の若い女性はすぐに見分けがつく ことです。確かに、「普段着」であることは良いことなのですが、 日本での普段着はかなり異様であることが多いのです。イタリアの 若い世代は決して高級ブランドは身につけません。それなりにお洒 落はしますが、身の丈の質素なものを身につけます。高級レストラ ン入るのには10年早いでしょうから、お洒落は不要だと考えてくだ さい。地味にしておいたほうが、無難です。