07/05/20 20:15

13) 大統領選挙(開票風景)

宿泊している家の人が、今年は選挙のお世話をする番に当たっているそうで、「開票は公開であり、誰が見に来てもいいので、もし興味があったら、8時の投票締め切りの後、体育館に見に来てはどうですか」と言われたので、見に行った。

行くと、体育館は開けっ放しで、見に来ている人が何人かいた。
ちょっと早かったらしく、開票の準備中で、開票テーブルから少し離れた位置に突っ立っていると、責任者が「あなたは、お手伝いに来てくれた方ですか」と尋ねたので、「いえ、見に来ただけです」というと、「ああ、見に来た方ね、どうぞ」と言って、もとの方に戻って行ってしまった。

そのうち、開票が始まると、少し見に来る人が増えたが、ここの開票区では、見に来た人は20~30人程度だった。
母親が、子供連れで来ているのもいた。多分、夫が世話をする役になったので、家族で見に来たのだろうと思う。

見るのは、テーブルに近づいてもいいし、おもしろい無効票があると、開票作業者は椅子に座って開票作業をしているが、その後ろから覆い被さるようにして、見ている人もいる。

投票は、封筒に入れる方式なので、封筒を開けて、無効票だと、そのテーブル4名全員が、投票封筒にサインして、無効用の大封筒に入れる。

私は、自国で開票の参観に行ったことはないが、多分、参観人の席が決まっていて、こんなに近づいたり出来ないんじゃないかと思う。インターネットによると、一般参観者席と、記者席を分けると書かれているものや、自分の選挙区以外の開票所には参観できないとか決まっているようだ。
第一、名称が「参観人」で、お上のすることを見学させていただくと言うニュアンスがある。

フランスでは、誰が見に来てもいいと言っても、私のような外国人が名前も記録せずに自由にすぐ傍まで行くなんて、自由にさせておいても妨害する人なんていないと言うことらしい。
または、お世話する人や見に来た人が、選挙の秩序を守っていると言うことか。

フランス革命以来、紆余曲折あったけれど、選挙を始めて200年は経っているわけだから、ほっといても秩序ある行動がとれると言うことかと思いました。

(ヨーロッパの他の国や米国でもそうなんでしょうかね。)

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