07/05/20 19:44

4) 運河と水門(その1)

パリのサンマルタン運河のあたりを散策した。

河岸で見ていたけど、一隻も船が通らないので水門の開け閉めもなく、Essonne県の投宿先に戻ってから、一隻も船が通らなかった、と言ったら、セーヌ川にも水門はあり、そんなに遠くないから、興味があれば見に行ける、と教えてもらった。

明くる日の午後、てくてく歩いて、セーヌ川の水門のあるところへ見に行った。
パリより南に位置していて、パリからいうと上流の地点である。
水門は、仏語で écluse エクリューズ と言う。

セーヌ川をせき止めて、堰の端に、巾20m長さ200mぐらいの水槽を作り、川上と川下に水門を設けて、一度に何艘もの船を入れ、高低差を水で平準化して、船の通行を容易にする。

この上に歩道橋があって、真上から船が見られるし、コントロールタワーへ行く通路にもなっている。

数多くのレジャーボートの他にオランダなど外国の貨物船も通り、セーヌ川を遡っていくと、ディジョンの上の方で運河によりローヌ川につながり、フランスを横切って、マルセーユ近くの地中海に出られるようになっている由。

後で聞いたが、通行料は有料で、船の番号を確認してパイロットと交信し、コンピューターに打ち込み、後で請求するそうだ。

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