07/05/15 19:17

場所にもよるでしょう

同じ都市でも場所によるでしょう。

危険な場所は観光地。住宅地は”比較的”安全です。
実は、まだ旅行慣れしきれていないときに行ったのがスペイン。現地に
行っている知人に会いに行ったのですが、そのかたが言うのが、「鞄は
必ず襷掛けにして片手で押さえる」、「夜道は人気のない道を歩かない」、
「歩くときは頻繁に後ろを振り向き付けられていないか確かめる」など
でした。別のスペイン語の達人(仕事で使っている)で現地に長く居た
かたなどは、日中繁華街を歩いていて、突然両側から抱えられ身につけ
ていた装飾品を奪われたと言っていました。それ以来、道行く人が鞄を
どのようにしているかを観察して、安全度を測るようにしています。
そのあとすぐにウィーンに行って、カフェに鞄を掛けたまま注文してい
るのを見て愕然とした覚えがあります。現在では、両者の差は縮まって
いる(上の話はマドリードですが、当時はバルセロナは魑魅魍魎が住み、
強盗が闊歩する街と言われていました)はずです。要するにスペインの
治安が良くなり、ウィーンが悪くなった。

基本は、貴重品を持たない、です。パスポートや高額な現金は持ち歩か
ない。パスポートコピーでダメというところに行くときだけ本物を持つ
(エル・コルテス・イングレスで免税手続きするさいにはオリジナルを
提示させられました)。ホテルのセーフティーボックスやフロントに預
けて事故に遭う確率よりも、身につけて盗難、強奪、紛失に遭う確率の
ほうが断然高いはず。高価な買い物は基本的にカードでしょうから、現
金は最小限で、例えなくしても諦めがつく程度に抑える。

夜に出歩かないのは勿体ない。現地に行ってみればわかりますが、スペ
イン、ポルトガルやイタリアでは、昼間は閑古鳥かゴーストタウンかと
思われていた街が、夜になると突然活気付き、人で溢れます。地元の
人は同じ道を行ったり来たりするうちに、知り合いに会い、立ち話か
バルに突入。近所の家からも人が出て、知人を捜します。子どもも嬉し
そうに遅くまで家族と行動をともにします。彼らは夜になると目が輝く
のです。日本では沖縄に似た風習があると思います。夜、外出しないと
いうことは、折角の夕食が食べられない。普通の日本人ならば、10時に
食事はつらいでしょうから、7時半頃に開店する店に行き、9時過ぎに出
れば危険はないでしょう。10時でも大丈夫。それでも怖いのならば、
帰りはタクシーで。メトロは真空地帯というか人が途切れる瞬間がある
し、出口によっては全く人が通らない所もあるので、夜の遅い時間帯
は利用しないほうが良いかも知れません。

なお、現地人の振りをすれば大丈夫という意見には同意しかねます。
プロの目か見れば日本人(私でもわかります)観光客はすぐにわかります。
中国人(大陸のほう)のかたは隙がないので、これもすぐにわかります。
まず田舎からでてくる人は居ないはずなので。

装飾品の類はやめておく、できるだけカジュアル(スマートカジュアル
が良い)な格好で歩くのが良いでしょう。日本人の女性の中には、日本と
同じようにお洒落をしたいかたが居るようですが、ここは我慢してできる
だけ浮かないような格好をしましょう。

カメラも画質が落ちるのは仕方ないのですが、薄型のもので、男性の胸ポ
ケットに入るのが良いと思います。必要なければ、ほとんど手ぶら。夕食
代プラスαと交通費。いざとなったときのタクシー代程度を持ち、後は何も
持たずに行くのです。

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