安全です まずバスですが、メトロよりも断然良いと思います。 住宅街では気品あるご婦人やビジネスマンも乗っています。 カタルーニャは環境先進国(まだ独立していませんが)なので、公共交通 機関が発達し、他の国と異なり、高齢者や低所得者のためだけの物にはな っていないと思います。低床式で乗心地も良いですよ。バス停にあるのは (全てのバス停にある訳ではないのですが)、市内の地図にその路線が描 かれているもので、とても役立ちます。 一般に旅行者はその都度買うよりも、一日券などのパスを買う方が安く付 きます。支払いに気を遣う必要もないし。さらに日本以上にハイテク化さ れていて、モバイルフォンやPDAで運行情報を得ることができ(この点か らも社会の中心層をターゲットにしていることがわかります) Transports Metropolitans de Barcelona のサイト(www.tmb.net/es_ES/home.jsp )にTMBの旅行パスが出ています。 3日券が13.7ユーロです。さらに、www.tmb.net/es_ES/barcelona/moute/planols/planolには Planos de las líneas de metroと各地下鉄路線の地図やその下のは各 バス路線が選択でき、それをクリックすると(Buscar)を上に書いたよう な地図が出ます。とても良くできていると思います。これで事前に学習す れば、迷うことなく行き着けるはずです。 10年前には不可能だったっことが今は簡単にできてしまう時代です。また、 PDA用の地図も用意されています。PDAを持ちならば、現地でも使えますが、 一番良いのは使う予定の路線のPDFをダウンロードし印刷して持って行くこ とです。それを見せてホテルで聞けば完璧でしょう。 なお英語もカタリューニャ語もありますが、慣れるためにも是非スペイン 語(カステリャーノ)かカタルーニャ語でやってみてください。良い勉強 になります。 下で心配されていたタクシーの料金は先に書いた通りです。空港到着時には 深夜料金であることと、スーツケースが二個(『海外旅行初心者』ならば絶 対二個でしょう)を足せば良いはず。空港から乗ったことがない(というか 欧州でタクシーに乗ることが滅多にない)ので、空港からの料金が予め上乗 せされているか否かは知りません。しかし、料金表示を見れば明らかで、恐 らく最低料金(先に紹介したサイトの内容が書かれた時点での12.3ユーロ) になっていると思います。書き忘れましたが、スペインでは小数点以下は 『,』で、千の位が『.』です。恐らく深夜割り増しは客が足すにようになっ ていると思うので、表示額に5ユーロプラスは必須額であとは気持ちです。 ぼられないためには運転手と現地語で会話するというのが古来からの方法で すが、これは無理ですので、おどおどしないこと。相場を知っていれば、仮 に悪さをされてもホテルで対応できます。まあ、この辺りは性善説で行くし かないでしょう。少なくとも、スペイン=治安が悪い=商売人は皆金をむし ろうとしているという日本人に根深いある種の偏見は持たないこと(表には 出さない)。 ついでに別の質問に対する答え。 オランダ語は低地ドイツ語から英語になる繋ぎだと理解しています(ここに はネイティブ並みのかたがいるので迂闊なことは書けませんが)。大抵の人 は英語を理解します。欧州の国際空港ならば英語は話せて当たり前なので、 関係ないと言えばそれまでですが。 乗り継ぎでは免税です(帰国時に限る)。ご承知かとは思いますが、免税の 適応を受けるのはEU域外に未使用で出すこと。スキポールはドバイと並んで 買い物では有名。ベンツを買って帰る人もいるというし。市内では免税手続 きに時間と手間が掛かるし、ある程度のピンハネがあります(全額戻ってく る訳ではない)。一方、空港では予め引かれているので、若干お得なのと手 続きが不要です。欠点は、欲しい物が必ずしもあるとは限らない。特にあま り流通しない地場物は入手不能。さらに空港価格と言う物があり、市内より も高めに設定されています。とくに食料品はこの傾向が強く、それを知って いる人はスーパーマーケットなどで調達しています。酒は面倒になり、業者 は大打撃ではないかと思います。機内持ちこみにするには、最終の空港でし か買えません。