07/04/26 10:28

Re: 高山病に注意してください !!!! 

>九寨溝と黄龍の海抜がそれぞれ2000mと3000mで、黄龍観光が登りロープウエイで、下り徒歩の形で観光するなら、楽になりますので、高山病が特に心配ありません。

これは間違っています。ゲストさんがおっしゃるように、高山病を甘く見てはいけません。九寨溝よりも黄龍にその危険が高いです。高度が高いから当然ですが。だいたい、九黄空港自体が約3500mにあるため、空港には医務室があり常時医師が詰めていますし、高山病治療の設備が整えられているのです。これは空港に到着直後に高山病を発症する観光客がいるからです。
さて、黄龍ですが、黄龍への道の途上、4000mの峠越えがあります。この道はかなりのいろは坂状態で、中国人のドライバーは日本から見れば乱暴運転ですから、車酔いの可能性とともに高山病も出やすいのです。黄龍自体も最高の景観地、五彩地が3559mですから、富士山に匹敵し、無理をすれば高山病が出やすくなります。特に注意したいのは、上りで高山病に出なかったいっても、下りで発症することがあることです。出口でも3000mを越えてますから、時間に迫られて急な早足で下るのは止めた方がいいです。昨年8月、ロープウェーができ、上りにこれを利用し、下りで景観することができるようになりましたから、時間節約と高山病の面から、ロープウェー(80元)の利用をお勧めします。万が一高山病の初期症状が出ても、ところどころにある休憩場で無料酸素補給(ただし、使い捨てチューブ1元が必要)ができます。これを利用してください。
高山病は若者だからかかりにくい、高齢者だからかかりやすい、高山の登山経験があって高山病にかかったことがないからといってかからない、といったものではなく、年齢男女とかそういったものに関係なく誰でもかかる可能性はあるのです。
高山病の発症には体質も関係しますが、ともかく体調がこの予防にはなんといっても大切です。ですから、体調を万全にすることが事前の高山病対策の基本です。暴飲暴食はもってのほかで、睡眠不足も無論だめで、とにかく十分な睡眠と適宜な量のよい食事です。それにアルコールーは止め、入浴もせいぜい軽いシャワー程度にし、日本人の好きな湯に体をつけることは止めます。こうして、体調を万全にします。
当日の行動は激しい運動は厳禁です。早足はだめです。ゆっくり動き、深く呼吸します。こまめに水分を補給し、歩くとき休憩をよく取ります。少しでも異変(めまい、頭痛など)を感じたら休み、携帯酸素ボンベで酸素補給をします。ですから、安心のためにも事前に携帯酸素ボンベ(空港や黄龍入口などで売っています。1本50元程度で30分使用可能)購入しておかれるのがいいでしょう。

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1件のコメント

  • 07/04/26 17:20

    若者に対して大丈夫でしょう

    老人にとって、高山病を注意する必要がありますよね、でも、若者にたいて、大丈夫かな、私が行ってみたいです。

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    07/04/26 21:42

    Re: 若者に対して大丈夫でしょう

    「Re:高山病に注意してください !!!」で、書いたように高山病は年齢男女に関係なく発症します。10・20代の若者だから、高齢者よりかかりにくいということはありません。現に、黄龍を訪れる日本人は比較的年齢の高い方が多く、70代も珍しくありません。それでも元気に五彩地まで歩かれる方も多いです。ただ、年齢を重ねると、持病(心臓や呼吸器系統)持ちや体調の維持・完備に困難さが増し、それだけ発症の可能性が高くなるだけです。若者だからといって、高山病にかからないなどと、高をくくってはいけません。それなりに準備万全を期すべきです。そうすれば、大丈夫でしょう。
    ともかく、黄龍は中国人が一生で一度は行きたい地のトップランクの人気地で、シーズンには中国人で溢れますが、決して期待を裏切らない日本にない自然が広がる地です。ぜひ。九寨溝とともに訪れることを。

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