恥ずかしい告白 その2 >まして110番の電話位かける機会はいくらでもあったはずです たまたまそういう状況で別の車両に移るところを目撃したら、通報されると察してついてくるかもしれませんね(それで被害者はとりあえず難を逃れますが...)。 犯人がトイレに入ってからかければ良い、それから別の車両に移動して電話すれば良いと「平時」には思います。しかしそこから出て来ないと誰が言えましょう?いつ出てくるかわからないし、電話している場面を目撃されるかもしれない。 110番通報をした経験がある人はご存知でしょうが、110番の係の人はこんな非常時にと思うほど時間をかけて内容を確認します。「何かありましたか?」、「どこですか?」、「それは***ですか?」、「いま事件が起こってるのですか、もう起こった後ですか?」...「電話をかけておられるあなたのお名前は?」、「電話番号を教えてもらえますか?」 そんなこんなで5分くらいはかかります。それは覚悟されておいた方が良いですよ、みなさん。 恥ずかしい告白第二弾ですが、昔夜光の急行(運転区間は短縮になりましたがいまでも走っています)で旅をしていた時、車内で不審な人物を目撃しました。始発駅を過ぎて、次の停車駅も出るまでずっとトイレにこもりきり。やっと出てきたかと思うと車内を行ったり来たり。これは怪しいと思いました。 車掌に知らせようと思い、車内を探す(まだ携帯電話がない時代の話です)のですがどこにいるのか全然見つからない(この体験があるからさっき車掌に知らせるのも大変だよと書いたのです)。探しているうちにその男が近づいてきたので、あきらめて自分の座席にもどりました。 また車掌をさがすために車両を移動していて男に遭遇すれば、何かたくらんでいる男なら、こちらの意図を察して危害を加えられるとも限らないので、席で車掌が巡回に来るのを待ちましたが、夜行のためその巡回もなく、とうとう朝になってしまいました。 ある停車駅でふと窓の外を見ると2、3人に連れられて行く問題の男が。 やはり盗みを働いていたのです、この男。 車掌に知らせなかったことは後悔しましたが、しかしあの状況で自分に何ができたかと問うた時、あれは仕方なかったと自分で答えました。 事件を目撃した時の通報、わたしもしたいと思います。しかし「わたしはします」と断言するほどの確信は残念ながらありません。