前回は、「大同の朝の散歩で迷子になる」の間違いです。 大同市内の善化寺、九竜壁と書店、超市を歩き回る-2005みなみやま山西省・大同を満喫する旅その8 飛天賓館の部屋に戻ったが、まだ9時前。 荷物をまとめて、チェックアウトすることにする。 他の、みなさんはまだ睡眠中。 一応、お別れの声をかけるとそれぞれ、ベッドの中から、さよならの声が。 二人の女性は、ズボンだけパジャマを持参していたことを付け加えておく。 フロントに行くと、昨日階係服務員にわたした書類を持って来いという。 それを取りに戻り、押金を全額返金してもらう。 他の外国人の旅行者と年配女性の服務員のやりとりを聞きながら賓館をあとにする。 相変わらず、客に対して渋い顔をする服務員を久しぶりに見た。 まだまだサービスという考え方の定着していない中国である。 それが、まだまだ普通の姿だと思うみなみやまであった。 まず、朝食に例の食堂に行き、包子を6っこテイクアウトする。 3元だ。朝食替わりだ。 そのあと、「木塔・ムーター」行きを考えて大同長途汽車站を探してみるが、やはり、ガイドブックの地図通りにはない。 すぐに、あきらめる。 仕方がないので、2路バスに乗ってみることに。 それでも行き過ぎて、そのまま近くの観光地から回ることにする。 大同航空券售票処ものぞいてみたが、小規模だ。 そのまま、歩いて善化寺へ。 入場料は20元。 確かに由緒ある寺のようだ。 早くも観光バスが止まっている。 入場料20元を払って、中にはいる。 しかし中は、寂しいものを感じる。 中国が歩んできた来た現代史。 宗教が冷遇されてきた時間が長い。 従って、道教寺院のように多くの信者を抱えているのではなさそうだ。 あとは観光収入に頼る。 重点文物保○単位といいながら、政府の保護があるわけでもなさそうだ。 だから、仏像もほこりをかぶっているし、寺の手入れも悪い。 歴史的に忠実に復元がされているわけでもなさそうだ。 今回は、そんな見方をしてみた。 だから、中国に来て、みなみやま的にはガイドブックにある寺院無理して全部見て回る正直さは持ち合わせないことにしようと決めた。 旅行の途中にしてそれよりも、地方の市民生活を見る方がおもしろいと思い始めていた。 鼓楼を見て、九竜壁を見学、華厳寺上寺、華厳寺下寺も門前まで行き、下寺内にある大同博物館もパスして、市内をうろうろすることにした。 それで、町中の書店に入った。 最初は、中高の参考書を見て、おもしろいと思いつつ見て、次は地図コーナーに。 さすがに女子服務員が寄ってきて、会話。 道路地図を一冊買うことに。 彼女が、市内地図を紹介してくれる。 5元の定価。両方あわせて20元レジで払おうとすると、 割引があるという親切さ。 確かにレシートには、20元より安い価格が示されていた。 中国の定価販売の様子も少しずつ変化しているようだと感じた。 そのあと、大きめの超市を見学。 夜食を含め、買い物をする。 例の水筒と緑茶を買った。 超市は、物価水準を見るのには便利だ。 中国でのものの値段がよくわかる。 ただし、デイバックなど、荷物持ち込みは厳禁だ。 荷物は預けてから中にはいる。 盗難防止のためだが、スーパーはコストダウンのためというよりは、人件費が安い中国ならではの超市だ。 お釣りに、1元未満の新札やコインのお釣りが流通する理由もここにある。 少し早いが、火車站 で列車待ちをすることにした。 用は、くたびれたのである。