07/04/19 20:27

航空券の種類(クラス)、航空会社の対応、交渉力と運

一般的にはいろいろな要素が絡むので一概には言えません。個別には答えは比較的簡単です。

原則は、あくまで目的地まで届けること。これが航空券を購入したさいに決まっていた時刻である保証はありません。一週間先でも良いのです。航空会社の果たすべき責任です。アエロフロートの場合がまさにそれ。実際にオーバーブックなのか何なのかは知りませんが、一週間先のフライトに乗るために収容所に缶詰になっているアフリカ在住の人に会ったことがあります。

通しの航空券で、規則通り(最低乗り継ぎ時間をクリアーしている)に発券されていれば、遅延に対しては責任を取ります。しかし、その内容は上の通りに目的地に送り届けるだけ。勿論、ノーマル航空券ならば、自力で他社に乗るころができ、場合によってはルートを変更することも可能です。制限付き航空券でも、航空会社が何らかの対処をするでしょうが、最悪の場合は、何日か後の同社の同じ便。これでも責任を果たしています。その間のホテル代は大抵は持ってくれますが、天候や事件などが理由ならば、免責。路線が沢山あるエアラインならば、別ルートで送ることもありますし、さらに別の航空会社を手配することもあり得ます。オーバーブックや遅延に慣れっこになっている航空会社ならば、地上掛員も豊富な情報を持っていますが、一般には自社以外の情報は希薄。そのためにも普段からルートやエアラインの知識を蓄えておくと役に立ちます。

実際には原則論を押し通すよりも、やはり客商売、なんとか、客の利便性を考えようとします。そこで、最後は交渉力が物を言うはずです。

しかし、ないものはないのもこの世の宿命。本来、そのエアラインにしか乗れない航空券で、他社に換えろと言っても、「できない」と言われればそれまで。自社便も満席とあれば、いくら暴れても仕方ないこと。仕事が控えている人は、あまり信頼できない航空会社を利用しないとか、制限の少ない航空券を使う必要があります。

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1件のコメント

  • Re: 航空券の種類(クラス)、航空会社の対応、交渉力と運

    まだ遅延すると決まったわけではないのですが、やはり遅延したときのことを考えると不安です。

    もし遅延したときの地上係員との交渉も、まぁいい経験になるかもしれませんが。

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