3回も通った大同火車站前食堂 -2005みなみやま山西省・大同を満喫する旅その6

再び、火車站 前を横切って、駅の向かって左手に行く。
さすがに、見かけがみすぼらしいのか、タクシーの客引きの声もかからなくなってきた。
靴磨きの姿さえない。期待していたのだが。
火車站 のすぐ横の食堂は止めて、少し、離れた食堂へ行く。
店の前に、テーブルを出し、刀削麺(ダォシャオミェン)をやっている店だ。
猫耳朶、それに、ラアミエン(拉麺引っ張って延ばす麺)もやっている。

とにかく活気がある。
刀削麺をさし、値段を聞くと確か4元。ついでにビールを注文する。
すでに、若い男の子たちが多く、アジア系外国人に興味を持ったようだ。
そうそう、あの白いウイグル帽をかぶっている子たちだ。(中国に行って『清真』という文字を見たら、『イスラム』ということです。たいていの人間は白いムスリム帽子をかぶっているので外見でわかります。『地球の歩き方』よりhttp://www.arukikata.co.jp/community/msgQF8095.html)
日本人だというと、なんやかや声をかけてくるのだ。
そこがおもしろい。
ついでにおかずも注文すると、野菜炒めを入れてくれた。
量はと聞くので、「シャウ・少」というと、何か通じた。(笑)
一人の、元気な男のこが、日本の小銭をくれというので、日本の10円玉と100ウォンをやったら他にもくれということになった。
が、とりあえず2人で打ち止め。
安くておいしい店だ。
包子もある。1こ5馬だ。テイクアウトをする。

店を出て、すぐ近くに理髪店があるのを行きがけに見かけていた。
その店に思い切って入る。
先客が一人。
店の人は女性が二人。
「漢語不明白」といいつつ、髪を切って欲しいという。
「多少銭?」と聞くと、シャンプーはするのかと聞かれたので、いらないという。(たぶん、そういうやりとりだったと思う。
こういうのは気合いだ!!(笑)
そしたら、シーウークアィ!15元と言葉が帰ってきた。
シー(是・イエス)とたぶん答えたのだ。
イスに座らせられ、若い方の女性が髪を切る。
そのまえに、洗面台に連れて行かれて、ジョロのようなものにぬるま湯を入れたもので一度洗髪をした。
それから、イスに戻って、あとはまな板の鯉。
どんなになろうと気にはしない。
ただ、あごひげだけは剃りたがったが、ノーと言った。
一通り散髪したあと、ベテランの女性が再度、やり直してくれた。
まあ、外国人が言葉もわからず、散髪には来ないのだろう。
しばらくはこの店の話題になることは間違いない。
払いは、やはり15元(約225円 一元15円換算)だった。
帰りに、超市で白酒(パイチュウ)の小瓶を3元で買って賓館へ帰った。

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  • Re: 3回も通った大同火車站前食堂 -2005みなみやま山西省・大同を満喫する旅その6

    中国3日目の夜は、英語の会話を子守歌にしながら、しっかり眠ることができた。
    しかし、おじさんの朝は早い。
    中国の朝も活動が早い。
    外が薄暗くなるに連れて、起きてしまった。
    フランス娘の寝顔を見ながらじっともしていられない。
    ガイドブックを持って、散歩に出る。

    フロントの女性服務員が眠そうな目をこすっていた。
    時間は5時過ぎ。
    夜中まで、喧噪の大同の街も
    さすがに、まだ街は静かに眠っている。

    とりあえず、大同火車站 前から、まっすぐ、住宅街の道をすすんだ。
    人通りもちらほらで、時々タクシーが寄ってくるくらい。

    団地横の食堂が、そろそろ竈の火をおこしはじめている。
    これらの食堂の火力は、石炭やコークス。
    それと、石炭の粉を固めた練炭。
    町中で見る、トラックに満載した石炭は、かなりい大きい固まりだ。

    そのまま進むが、団地の中に入り込んでしまった。
    中国の団地についての注意。
    ついつい人通りがあるので、入り込んでしまうが、必ず、行き止まりに遭遇する。
    中国の団地は基本的には、柵に囲まれており、入り口には警備員がいて、外部者の侵入を防いでいる。
    従って、横道にはいると外に出れるのだが方向感覚を失ってしまうことが多い。

    今回も、教訓を生かせず、同様に。
    バス通りに出たので、安心して進むが、南に進んだつもりが、地図を見ていなかったので、西に方向を誤った。
    鉄路の上を越えたのだが、これが、大同西站の方向だとあとで知った。
    大同火車站 から延びる道は南へ向いてると勘違いしていたのがあとでわかった。
    中年は頑固。
    そのまま、歩いていくと、古い住宅街の中へ。
    道路もぬかるんで、タクシーや自転車が通行している。
    外国人だと悟られないように、平気で歩いていったのだが。
    さらにどれくらいすすんだろうか。
    ついに、古い住宅街も抜けて、今度は、工場跡地のような煉瓦塀沿いの道が。
    そして、ついに、畑の真ん中へ出てしまった。
    それでも強気の、みなみやま。
    歩き続けるが、トラックやオート三輪は通るが、市内バスの姿もない。
    そんな場所へ行き着いてしまった。
    あとで、地図を見ると、完全に市街をはずれた場所に来ていたらしい。
    1時間ほど歩いたのだろうか。
    引き返すことにする。
    心中は不安だらけ。

    戻る途中で、あれほど心待ちにしても来なかったタクシーが幸運にも通りかかる。
    運転手に「フォチョージャン・火車站 」というと、通じたようだが、運転手は首をかしげている。
    ところが、もう一台、またタクシーが通りかかり、運転手が何か話している。
    それに乗れと。
    このタクシーの運転手がたぶんいい人で(笑)、「ハンユウブーミンバイ」といいながらも、話しかけてくる。
    でこぼこ道を、走りながら途中で学生を乗せた。
    中学生くらい。
    彼とカタコト英語で話をする。
    学生は、途中で降りたが、もう学校は始まっているらしい。
    そして、あっという間に、火車站 前へ。
    メーターは10元ほど。
    料金を払った時には、どっと疲れが出た。

    それでも、時間は、8時すぎ。
    一度ホテルに戻ることにする。

    大同の朝の散歩で迷子になった話である。

    それから、市内バスについて。
    古い「歩き方」には、雲崗石窟へ市内バスで行く場合は、2路バスで終点まで行き乗り換えとなっているがこれは間違い。

    4路バスが正しい。
    今回も昨年に続き、2路バスに乗って、初めて気づいた。
    再度、調べてみるつもりだ。
    間違いの、原因はどこにあるのか定かではない。

















































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    前回は、「大同の朝の散歩で迷子になる」の間違いです。

    大同市内の善化寺、九竜壁と書店、超市を歩き回る-2005みなみやま山西省・大同を満喫する旅その8

    飛天賓館の部屋に戻ったが、まだ9時前。
    荷物をまとめて、チェックアウトすることにする。
    他の、みなさんはまだ睡眠中。
    一応、お別れの声をかけるとそれぞれ、ベッドの中から、さよならの声が。
    二人の女性は、ズボンだけパジャマを持参していたことを付け加えておく。

    フロントに行くと、昨日階係服務員にわたした書類を持って来いという。
    それを取りに戻り、押金を全額返金してもらう。

    他の外国人の旅行者と年配女性の服務員のやりとりを聞きながら賓館をあとにする。
    相変わらず、客に対して渋い顔をする服務員を久しぶりに見た。
    まだまだサービスという考え方の定着していない中国である。
    それが、まだまだ普通の姿だと思うみなみやまであった。

    まず、朝食に例の食堂に行き、包子を6っこテイクアウトする。
    3元だ。朝食替わりだ。

    そのあと、「木塔・ムーター」行きを考えて大同長途汽車站を探してみるが、やはり、ガイドブックの地図通りにはない。
    すぐに、あきらめる。
    仕方がないので、2路バスに乗ってみることに。
    それでも行き過ぎて、そのまま近くの観光地から回ることにする。

    大同航空券售票処ものぞいてみたが、小規模だ。
    そのまま、歩いて善化寺へ。
    入場料は20元。
    確かに由緒ある寺のようだ。
    早くも観光バスが止まっている。
    入場料20元を払って、中にはいる。

    しかし中は、寂しいものを感じる。
    中国が歩んできた来た現代史。
    宗教が冷遇されてきた時間が長い。
    従って、道教寺院のように多くの信者を抱えているのではなさそうだ。
    あとは観光収入に頼る。
    重点文物保○単位といいながら、政府の保護があるわけでもなさそうだ。
    だから、仏像もほこりをかぶっているし、寺の手入れも悪い。
    歴史的に忠実に復元がされているわけでもなさそうだ。
    今回は、そんな見方をしてみた。
    だから、中国に来て、みなみやま的にはガイドブックにある寺院無理して全部見て回る正直さは持ち合わせないことにしようと決めた。
    旅行の途中にしてそれよりも、地方の市民生活を見る方がおもしろいと思い始めていた。

    鼓楼を見て、九竜壁を見学、華厳寺上寺、華厳寺下寺も門前まで行き、下寺内にある大同博物館もパスして、市内をうろうろすることにした。
    それで、町中の書店に入った。
    最初は、中高の参考書を見て、おもしろいと思いつつ見て、次は地図コーナーに。
    さすがに女子服務員が寄ってきて、会話。
    道路地図を一冊買うことに。
    彼女が、市内地図を紹介してくれる。
    5元の定価。両方あわせて20元レジで払おうとすると、
    割引があるという親切さ。
    確かにレシートには、20元より安い価格が示されていた。
    中国の定価販売の様子も少しずつ変化しているようだと感じた。

    そのあと、大きめの超市を見学。
    夜食を含め、買い物をする。
    例の水筒と緑茶を買った。
    超市は、物価水準を見るのには便利だ。
    中国でのものの値段がよくわかる。
    ただし、デイバックなど、荷物持ち込みは厳禁だ。
    荷物は預けてから中にはいる。
    盗難防止のためだが、スーパーはコストダウンのためというよりは、人件費が安い中国ならではの超市だ。
    お釣りに、1元未満の新札やコインのお釣りが流通する理由もここにある。

    少し早いが、火車站 で列車待ちをすることにした。
    用は、くたびれたのである。






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