不思議な昼食と断崖の懸空寺 -2005みなみやま山西省・大同を満喫する旅その4

同一タイトル(連載)は、どうもよくないらしいですね。
「歩き方」の下の赤い文字が気になります。

ところで、食事の顛末。
店員がメニューを持ってくる。みんな適当に数皿注文している。
日本人4人と中国人女子学生が同じテーブルに座った。
できるだけ日本人との接触をさけていたみなみやまだが(笑!深い意図はないですが。)、最後はこうなるのでした。
英語のメニューまであったのには驚いた。
で、注文したのはスイギョ(水餃子)一品10元だけ。
中華テーブルなので、若い上海在住の彼女がスイギョが食べたいと言ってくれたので、(たぶん小父さんに気を遣ってくれたのではないか)、他の皿も少し食べることができた。
休暇できていて、フフホトから飛行機で上海に戻ると言っていた。
片道2000元といっていた。
金持ちだなあ。(みなみやま中国国内消費の8日間全ての費用2000元弱)

しかし、会計はチャージ料あわせて20元だそうだ。
まあ旅行社と食堂がタイアップしての独占価格。
日本人的みなみやまは、観光地価格はそんなものかと素直に払う。

ここが違うのだ。貧乏旅行といいながら、適当に妥協するところが日本人的。

欧米人がここで食事をしないわけがよくわかった。
彼らはちゃんと情報を持っているのだ。
必要のないお金は使わないのだ。

さて、懸空寺。断崖に作られたまさに空中の寺。
行く値打ちは十分にあるだろう。
ところで、ここでまたおもしろい経験を。

ツアーのガイドさんは、若い女性。
彼女が、他の日本人もあわせて、入場口で入場させてくれた。
ところで、同行の中国人女子学生が、彼女から懸空寺の長い解説を聞いているのだ。
そして、しばらくすると、今度は日本語でその長い説明をかなり正確に話してくれた。
その女子学生の記憶力の良さと優秀さに驚いたのだ。
で、その解説は長すぎたので、みなみやまの頭にはほとんど残っていない。(笑)
恐るべし中国。である。
記憶をたどると、この場所は、五台山への唯一の通路に当たっている。
しかし、両方を崖に挟まれていて、洪水がよく起こり、作物をあらすので貧しい村が多かった。
そこで、洪水が起こらないように崖に寺を造ると共に、通行人がここを通る時のお金を使うことで、貧しさが救われたといったことだったと思う。
(記憶が!!正確ではないので、ご承知置きを。)
懸空寺では雨が降っていたが、帰路につく頃には天候も回復して、再度黄土高原のすばらしい風景を見ながら時間を過ごすことができた。
ちなみに、今回の座席の横は10代のスペイン女性だったのでさらに会話が弾んだ。
予告の、5時前には、ツアーのバスは、大同火車站 前に無事到着した。
楽しい1日だった。
さて、あすの列車の時間まであと丸1日大同で過ごすことになった。
ホテル探しが待っていた。
しかし、その大同の宿泊費はわずか35元で済ますことができたのだった。



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  • 大同・飛天賓館はお薦め・15元で散髪をする -2005みなみやま山西省・大同を満喫する旅その5

    さて、ツアーが終わり宿探し。
    駅前には、相変わらずタクシーの客引きの声がかかる。
    これがないと、中国旅行らしくない。
    駅の正面右手に、2冊のガイドブックに載っていた賓館。
    最低98元と書いてある。
    古いが立派な大廈だ。
    受付にやたら外国人が多い。
    もしやと思ったが、
    「ファンゼンマ?」と聞いてみる。
    部屋はあるらしい。
    「多少銭?」
    値段は、4人部屋が35元だという。
    「ウソ!」と思ったが、安さに驚いて、すぐ決める。
    「押金?多少銭?」と聞くと、100元。
    35元の部屋の押金が100元。
    とりあえず、伝票を切ってもらい、
    エレベーターで8階へ。
    8階の女性服務員がむかえてくれる。
    伝票を渡すと802号室へ案内してくれる。
    部屋にはいると、先客が3人。
    欧米系20代女性2人と男性1人。
    部屋にベッドが4つ。
    比較的広く窓もあって悪くない部屋だ。

    というよりは、おじさん的には、ラッキーと内心思ったかも。
    本当に、若い女の子の横で休んだが、何も起こらなかった。(笑)

    ところで、その後の顛末はどうなったかというと、
    とりあえず、英語で自己紹介。
    相手は、生粋の英国人が男女二人。
    もう一人は金髪のフランス人。
    彼女が、みなみやまの横のベッド。
    寝顔もしっかり見てしまったのだが。

    ところが、かれらから突然日本語が返ってきた。
    実は、彼らは何と、広島県の地方都市で中学校の英会話教師をしていた日本つながりの男女3人だと。
    契約が切れたので中国旅行を3人でしているという。
    見たところ、完全な友達関係で、それでも平気で同室しているようだ。
    そのあとも、他の部屋からイギリス男女が入ってきて、英語オンリーの交流が続いた。
    一人をのぞいては。
    ところでこの賓館の成り立ちはどうなっているかというと、
    他の部屋は、外国人と中国人旅行者が占めている普通のホテルだ。
    ただ、階によって設備が違うようで、この4人部屋は、トイレとシャワー室が別であると言うことだ。
    これも、先客の彼女たちから教えてもらった。
    シャワーもちゃんとお湯が出たが、細かい蛇口なしのストレートなお湯だった。
    それを報告すると、彼女たちの納得をしていた。
    石けんがなかったので、フランス人の彼女からボデイシャンプーを平気で借りたことはどうでもいいこと。(笑)

    連泊している彼女たちは、食費をうかすために、自炊に近いことをしているらしい。
    ちなみに、男性は、ビニールに入ったマカロニ状のパスタを平気で食べていた。
    うーん!と感心してしまった私だが。
    硬座の中国人ですら、3元のカップラーメンを食べているが、彼はその上をいっている。
    とりあえず、二日ぶりに汗を流し、食事に出ることにした。
    明日は、1日ゆっくり大同市内観光ができそうだ。
    デイバックには、鍵をかけた。
    外国の一人旅には、緊張は必要だ。



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    3回も通った大同火車站前食堂 -2005みなみやま山西省・大同を満喫する旅その6

    再び、火車站 前を横切って、駅の向かって左手に行く。
    さすがに、見かけがみすぼらしいのか、タクシーの客引きの声もかからなくなってきた。
    靴磨きの姿さえない。期待していたのだが。
    火車站 のすぐ横の食堂は止めて、少し、離れた食堂へ行く。
    店の前に、テーブルを出し、刀削麺(ダォシャオミェン)をやっている店だ。
    猫耳朶、それに、ラアミエン(拉麺引っ張って延ばす麺)もやっている。

    とにかく活気がある。
    刀削麺をさし、値段を聞くと確か4元。ついでにビールを注文する。
    すでに、若い男の子たちが多く、アジア系外国人に興味を持ったようだ。
    そうそう、あの白いウイグル帽をかぶっている子たちだ。(中国に行って『清真』という文字を見たら、『イスラム』ということです。たいていの人間は白いムスリム帽子をかぶっているので外見でわかります。『地球の歩き方』よりhttp://www.arukikata.co.jp/community/msgQF8095.html)
    日本人だというと、なんやかや声をかけてくるのだ。
    そこがおもしろい。
    ついでにおかずも注文すると、野菜炒めを入れてくれた。
    量はと聞くので、「シャウ・少」というと、何か通じた。(笑)
    一人の、元気な男のこが、日本の小銭をくれというので、日本の10円玉と100ウォンをやったら他にもくれということになった。
    が、とりあえず2人で打ち止め。
    安くておいしい店だ。
    包子もある。1こ5馬だ。テイクアウトをする。

    店を出て、すぐ近くに理髪店があるのを行きがけに見かけていた。
    その店に思い切って入る。
    先客が一人。
    店の人は女性が二人。
    「漢語不明白」といいつつ、髪を切って欲しいという。
    「多少銭?」と聞くと、シャンプーはするのかと聞かれたので、いらないという。(たぶん、そういうやりとりだったと思う。
    こういうのは気合いだ!!(笑)
    そしたら、シーウークアィ!15元と言葉が帰ってきた。
    シー(是・イエス)とたぶん答えたのだ。
    イスに座らせられ、若い方の女性が髪を切る。
    そのまえに、洗面台に連れて行かれて、ジョロのようなものにぬるま湯を入れたもので一度洗髪をした。
    それから、イスに戻って、あとはまな板の鯉。
    どんなになろうと気にはしない。
    ただ、あごひげだけは剃りたがったが、ノーと言った。
    一通り散髪したあと、ベテランの女性が再度、やり直してくれた。
    まあ、外国人が言葉もわからず、散髪には来ないのだろう。
    しばらくはこの店の話題になることは間違いない。
    払いは、やはり15元(約225円 一元15円換算)だった。
    帰りに、超市で白酒(パイチュウ)の小瓶を3元で買って賓館へ帰った。