エアラインの言うことに素直に従ったほうが

これは、相手のエアラインが何処まで原則論に拘るか、どのような担当者にあたるかという運次第です。「原則」は航空会社の公式見解なので、例え、全く同じエアライン(エアラインが違ったら、OKだったとかは意味をなしません)でも過去にOKがあったとしても、「それは担当者の勘違いである」と言われればそれまで。

問題は、予約システムの問題で、名前が逆だった人を一度消して、空いたところに同一人物を入れ込むことができるか。席に空きがあれば当然可能です。それとて、LCCの場合は当日運賃となり、キャンセル料を払った額の数倍になる可能性もあります。

さらに、満席で、予約を一度消した時点で、後ろからキャンセルを掛けていた人が入り込むことは多々あります。FFP制度を採用していないLCC(最近は出てきましたが)ならば、上級会員はまず居ないはずなので、キャンセル待ち順位の高い人が(当日ウェイティングを掛けていれば)、入り込む余地は十分あります。実際、ひとつの予約を分けるため、一度前半部分をキャンセルし、再度別予約で入れようとした時点で、空きがなくなったことはあります。

LCCの場合などは、週数便とかですし、レガシーエアラインでも、混雑している場合には、例えすぐに別のフライトがあったとしても正規料金しか残っていない可能性もあります。最悪の時の出費を考えたら、エアラインの言うことに従うほうが賢明だと思います。最悪の事態(搭乗拒否)にあっても、さほど困らないのであれば、運に掛けてみるのも良いでしょう。

くどいですが、他人の経験は全く役に立ちません。良く出る質問(いい加減にしろと言いたくなるのですが)に、「5Kg程超過しているが荷物は預けられるか」というものがあります。これと同じで、過去の成功例は、確率を論じるには良いでしょうが、実践論としてはあくまで博打なのです。