まだ「鉄道」にも未来があるということでしょう

覇王樹さん、早速良いものを見せていただきました。Webでも映像を出してたんですね。
いままで通り二本のレールの上を走る方法でも500km/hは越せることを実証したのは評価できましょう。パンタグラフから火花が飛びまくっていたのは苦しそうでしたけどね。日本が挑戦する場合、この集電関係とトンネル通過の衝撃波の問題をどう克服するのか見ものです。
それにしてもフランス人のスピードへの偏執ぶりには驚かされます。あとケチさにも。TGVも、もともと新幹線を徹底研究しケチに徹してコストダウンを図って実現したものですし(人口密度の低い欧州では新幹線のようなハイコストハイリターンは成り立たないので)。コストのかかるリニアに移行する勇気と意欲が出てこないという側面もあるのでしょう。

まあ、鉄チャンの端くれとしては、陸上旅行が陸上交通機関(特に鉄道)で賄えればそれに越した事は無いなあと思います。やはり景色は楽しみたいですから。空の上から地上を俯瞰するのも良いですが、地図をにらめっこしている様な感じもしますしね。もっとも、500km/hの車上からはどんな景色が見えたのでしょうかね。今は新幹線やTGVに乗っても速さは感じなくなりましたけど。

今回の実験で鉄道にもまだ未来が拡がっているということがアピールできれば結果オーライでしょう。ここ数年停滞気味の日本の鉄道界には良いクスリになったでしょうし。

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1件のコメント

  • Re: まだ「鉄道」にも未来があるということでしょう

    TGV TWINSさま、ご無沙汰しております。
     私は鉄道はこれから、と見ております。エネルギー環境問題まで見渡すと、鉄道以上の低環境負荷交通は存在しませんからね。現に、自動車大国の筈の米国までもが都市内交通としてトラムの設置を大規模に進めていますし。欧州は言うに如かず。先進国では日本だけが益々後退の道を辿っているとしか思えません。これも道路族(その陰に自動車産業有り)の陰謀でしょうか。戦前のGMによるロサンゼルスの陰謀を思い出します。

     TGVといえば機関車牽引の客車列車、ということでしたが、今回の試験列車は客車まで動力化しているとのこと。要は「電車」化している、ということですよね。ドイツはすでに新幹線車両は電車のみ量産していますし、イタリアもペンドリーノを欧州各国に輸出している状況を見ると、電車は日本だけのお家芸ではなくなる日が近いのかも知れません。私としては客車列車の方が好きなのですが。

     個人的には汽車旅はのんびり、というのが私のスタンスです。

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