フランス国籍取得の選択肢を持つ立場から 補足

フランスは革命以来「自由・平等・博愛」という共和国の理念のもと、強力な文化的統合を推し進めてきた国で、その理念に賛同する者なら、肌の色、宗教が違ってもフランス人として扱うという建前です(本音は違うけど)。それゆえに連帯意識が強く、手厚い社会保障で国民を保護してきたわけですが(その意味では社会主義的国家です)、そのほころびが近年顕在化して、高い若年失業率や移民青年たちの暴動、生活保護の不正利用といった社会問題に発展しています。

自由競争主義で様々な文化を持つ人の寄せ集め国家である米国とは、国の成り立ちや社会環境が大きく違うので、フランス出産&国籍取得を、有名人の間で流行っている米国出産&米国籍取得とは同列にとらえないほうがよいと思います。

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