Re: えっ デメルが本家ですか・・・ (ぼうふらおじさん)ぐりゅーすごっと! 10年くらい前までは、1年に1回くらいでドイツTVのドキュメントで「ザッハトルテ」についてやってました。 最近は丸く収まったのか、TVチャンネルが多くて誰もそんなことに興味が無くなったとか…。 ザッハトルテのチョコレートコーティングにしてほとんど今の形にして初めて売り出したのがデメルだそうです。 当時ザッハはデメルの所に弟子に入っていたようで、一説にはチョコレートコーティングのないケーキ台を作ったのはザッハというのもあるようです。そのケーキ職人のザッハが親の経営するホテルに帰ったところ、時の公爵からそのチョコレートを作るよう依頼されたか、それとも作って献上した時からザッハトルテになったとか。 その後、ホテルザッハは(デメルのオリジナルチョコレートケーキ)トルテの上に捺印を押したコイン状のチョコレートを置きザッハトルテとしてパテントを取ったことにより、デメル側はオリジナルではなくなってしまったそうな…。 というわけで、デメルはオリジナルレシピ通りにはチョコレートケーキを作ることができなくなり、ザッハトルテはバター100%。デメルの方は何パーセントはマーガリンでアプリコットジャムの塗り方も何層目はどうのこうのと、決められているようです。デメルとはオリジナルレシピの取得権で争っていたのではないでしょうか。 (話の内容については、間違って思えているところもあると思いますので、そのあたりご了承くださいね。) こういうのってよく聞く話ですよね。特に日本では、京都の八橋とか、名古屋のういろうなんかもそうではなかったでしょうか。 ドイツにも有りますね。 菓子の型を娘が嫁ぐときに老舗の親がもたせたら、月日が経つうちに、元祖老舗を争うような話があります。 ところでオーストリアのお菓子はどれも甘いし、食べ物はおいしいけれど高カロリーですね。そして、ウィーンは物価も高い! 以前、ハプスブルク家のお姫様が、「子供の頃から、『おいしいと思ったら、その一口で食べるのを止めなさい!』。」親から躾けられたと、オーストリアのおいしいものを紹介する番組で言っていました。 「残さず食べなさい!」と躾けられた私のような庶民には全く理解ができない贅沢な世界です。