8.パレルモの美味しく安いレストラン&モツ あっという間にトラパニ滞在は終わり、パレルモへ移動。 そこから、2人はミラノへ向かい、私ともう1人は、夜の船でナポリへ向かいます。 昼ごはんは、ヴッチリア市場へ行きましたが、やはり朝でないと店はもう閉まっています。 ドライトマトやオリーブなどを買って、たまたま見つけた市場の横のトラットリア「トト」へ。 これが、地元の人で賑わっている店。 私たちが入った後に来た人たちは、満席で待たされ、以後1、2組待たされる状態が続いていました。 前菜を小さい皿に盛り合わせて2つね、とオーダーしたのに、来てみればすごい量! 焼いた魚、揚げた魚、マリネした魚、刻みレタスに乗せた茹で海老。 焼いた茄子、パン粉をつけて揚げた茄子、 ペペローネたっぷりのカポナータのようなもの、茸のピリ辛マリネ。 プリモに私が選んだのはイカ墨スパゲティ。イカ墨の甘みが感じられる美味しい1皿でした。 友人が頼んだ海老とトマトのスパゲティが、海老の味がよく出ていて かつパンチの効いた辛さで激ウマでした。 パスタは全品5ユーロって信じられない!!! 船は午後8時発。 お昼にしっかり食べたので、夜は軽くすませたいし、 パレルモ名物の牛モツ煮込みのパニーノをまだ食べていなかったので、 食後の散歩で見つけたモツ煮込みのある店で買ってから乗船。 船室で、ワインと共に食しました。 牛の肺と脾臓をヘットで煮込んだものだそうですが、 結構さっぱりしていて、おつゆっぽくもなくて、美味しいし食べやすい。 気に入りました。 朝は6時30分着ですが、少し早く起きてデッキに出てみました。 空が白み、右舷にはヴェスビオのシルエット、 正面には、まだ夜景と言った感じのナポリの街が見えます。 やがてヴェスビオの左裾から日が昇り…刻々と変わる美しい景色を見ていたら、 船のオニイサンがヴェスビオだよ、日本ならフジヤマだねと話しかけてきました。 私が、ヴェスビオは、フジヤマ・イタリアーナだねと言うと、 彼は、いやフジヤマ・ナポレターナだよ、なんたってナポリはイタリアじゃないからと 冗談を言ってました。 そう言えば、イタリア人の先生が、ナポリから来たピッツァヨーロのことを、 彼は、イタリア語が話せない、ナポリ弁しか話せないのよって言ってましたっけ。