昭陵そして広大な東陵-みなみやま中国遼寧・大同・甘粛・山東旅行記その7

今日「歩き方中国」新版を書店で見てきたが、北陵・東陵の入場料は新料金に改定されていた。
ところで、昭陵だが、中に入ってその大きさに驚いた。
全体は城壁で囲まれており、建物は北京の故宮と同じ瑠璃色の瓦が使われている。中門を通るとさらにその奥に建物が続くといった構造。
具体的には写真のできあがりを待つことにする。

北陵は、驚きの大きさなのは良かったが、ここで歩くのにすでにへばってしまった。しかし、まだ時間はある。東陵に挑戦しようと思った。
公園入口までの帰りの道のりはさすがにきつかった。
すでに、8時半は回っていたと思うが、公園入口の門には、しっかり、観光用の電気自動車がスタンバイをしていた。
早く訪問するのも、考え物かも知れない。


ひとまず瀋陽北火車站 まで戻ることにした。
次は東陵。ガイドブックの218路バスがくせ者だった。
とりあえずその方向のバスに乗ったが、218路バスの始発は大東門バス停。
駅からかなり、離れたところ。最初に乗ったバスは、そこを通ったのだが見落とし、みなみやま的いい加減さで終点まで乗ってしまった。団地のど真ん中の終点だった。
再度戻りながら、リベンジしたが発見できず。
バスを降りて、繁華街のホテルのフロントに行き、大東門までのバスを聞いて再度挑戦した。
正解である。
そこからが大変だった。ドンリン・東陵前バス停までは、1元だが、4車線の立派な道をひた走る。イスが固いので振動もすごい。
タクシーだとかなりの額になると思われる。

終点についた。何の標識もない。
同乗の家族連れが歩く方へしばらく歩くと東陵の入り口があった。
とにかく中国の観光地はアバウトで歩くことが多い。
しっかり入場料30元を払って中にはいると、しばらく林の中を歩く。
しっかり石づくりの坂道の上りがあるのだ。
東陵は北陵をしのいで規模が大きかった。
東陵は」、清の初代皇帝ヌルハチの墓である。

途中で一息入れる。
途中であったフランス人と会話をする。
とにかく、これらの世界遺産では、個人旅行のヨーロッパ人と多く遭遇する。
彼らとの会話はそれなりに楽しいのだ。
へたくそなみなみやまの英語でもそれなりにつきあってくれる。
やはり、中国は、彼らにとっては東洋そのものとして興味をそそるもののようだ。

帰りも大変だった。
281路バスは本数も多く、駐車場には多くの大気バスが駐車していた。
そこまで行ったのだが、やはりバス停は4車線道路沿い。
目の前でバスが出て行ったのはショックだった。
しかし疲れは残ったものの、東陵は瀋陽では見るべき値打ちのあるものだと思う。
ただ、時間的余裕と根性がないと、ここまではたどり着けないのも事実だろう。
いい思いでになった。



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  • 瀋陽から大同へ夜行列車の旅-みなみやま中国遼寧・大同・甘粛・山東旅行記その8

    無事、瀋陽北火車站にたどり着いた。
    時間はまだあったが、もう動く気がしない。
    駅舎に入り、改札時間を待つ。
    とりあえず時刻表を買った。
    5元の時刻表だったが、東北管内中心のもので、不十分。
    アトで、10元の全国版時刻表をさらに買いなおした。

    運がよく硬臥の切符が手に入り、空調なしの古いタイプの列車。
    定刻に発車。
    しばらくは、外の景色を楽しむ。
    延々と続くトウモロコシ畑と地平線。
    日が落ちるコロには長城の最東端の山海関を通過していた。
    深夜に、北京を通過した列車は、トンネルを越え内モンゴルの平原にはいり、昨年見慣れた風景を見ることが出来た。
    珍しく、雨が降っており、あちこちに水溜りが出来ていた。
    そして7時過ぎに列車は大同火車站に到着した。

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