長期旅行とは、自分を発見する旅です。 他の人からいろいろレスが付いてますが、どうもポイントがズレています。 2ヶ月の旅といえば、一応長期旅行の中に入るでしょう。 すると、旅の中でいろんな思いがけないことに出会います。 長期旅行とは、計画しないものです。 計画を立てても、それを旅先の出来事によって修正し、変化させていきます。 旅の中で、自分の考え方が変化していくことを楽しむものです。 最初に予定を立てて、一生懸命にその予定をこなすのは、長期旅行ではありません。 もし、長期旅行が出発前の予定どうりに無事に済んだとしたら、その旅行は失敗です。 ですから、長期旅行に出たら、家とは連絡しないのが基本です。 だって、旅先からの連絡とは、「元気です。全部順調です」以外のことは言えないでしょう。 もし、「体調が悪い。面白くない」という連絡をしたら、家の人は心配するだけです。 ですから、たとえ体調が悪くても、そんな連絡はしません。 旅先が楽しくてたまらず、旅先でであった、いろんな人と盛り上がったとしたら、そんな気分のいいときに、家へ連絡なんかしたくありません。 つまり、旅先からの連絡は、嘘に決まってるわけです。 ですから、出発の時は、「連絡を取ります」と一応言って置いて、実際は電話やメールはしない方がいい。 絵葉書程度を送っておくのがいいんですよ。 だいたい、昔は、卒業旅行の学生は、最初の旅行がヨーロッパ一周旅行でしたよ。 その最初の旅行で、横浜からナホトカへバイカル号で行き、シベリア鉄道から北欧へ入るのが、一般的でした。 「地球の歩き方」は、それ以降、卒業旅行が一般的になりかけてきた時に、ヨーロッパを予約無しに、安く旅をするために作られたガイドブックです。 そのころはみんな、旅は初めてで、予約なんかしないで、ほとんど情報無しに、動き回ってたものです。 現地の気候なんか、考えませんでした。 ですから、行ったその場所で、オドロキや発見があったわけです。 いろんな人の考えを聞くのは、意味がありません。 他人の考えを聞いていると、自分の旅ではなくなります。 お金と時間をかけて、他人の旅をしてはだめです。 みどりのくつした