やれば済むことだと思います まず、治安ですが、何処も大差ないと思います。 違いは、レストランで鞄を椅子に掛けておいて、気がつくと なくなっているか、その場に残っているか程度の違いでしょう。 まあ、なくならなくてもそのようなことをしないのが原則ですが。 言葉ですが、恐らく現地の言葉がしっかりできて旅行している 人はほんの一握りです。確かに、言葉ができると行動範囲も拡がり、 自由度も増し、希望通りの旅が可能にはなります。また、危険回避 という点ではできるに越したことはないのですが。しかし、数カ国 語ができる人でも、簡単に切り替えはできず、はじめのうちはドイツ でスペイン語が出るとかいうことも良くあります。日本に居ると、 英語以外の言葉を普段使うことがない(外資で、特定の国なら来て いる人が多い場合を除く)ため、欧州言語がすらすら出てくることは 希です。さらに、ポルトガル語は日本ではほとんど学習するのは困難 で(ブラジル語とは相当異なり、ネイティブでないと理解も難しい)、 ギリシア語も簡単には習えません。国内で学習すると言っても、スペ イン語とイタリア語ですが、今から付け焼き刃で学習するよりも英語 をしっかり勉強するほうが良いでしょう。英語が完璧ならば、少し はやっておくほうが良いことは確かです。 今行きたいのであれば、行ってみるのも良いと思います。5月になる と真夏の気候になることが多く、決して快適ではありません。 お金さえあれば何とかなるのが欧州ですので。 ただ、ある程度の目的意識は持っているほうが良いし、国の基本情報 なども知っておくべきだと思います。ポルトガルとスペインとの関係、 経済状況、スペインに地域差、イタリアの南北問題等々。田崎真也氏 は、ワインという目的のために放浪し、現地でフランス語をマスター したのですし、江戸時代やその後に欧州に行った日本人は、国内で勉 強などはできずに、現地で習ったのですから。