バンコク~KL 鉄道の旅

レスしようと思っている間に、たくさんのレスが付きましたので、
補足的に説明させていただきます。

<マレー鉄道>
バンコク~KL~シンガポールまでの全線をそう呼ぶ人もいますが、
「マレー半島を走る鉄道」ということで、ある意味正しいのかも分かりませんが、
正確にはパダンバサールの国境まではタイ国鉄南本線・西線で、
その先マレーシアに入ってからが、いわゆるマレー鉄道となります。
なお、タイ国内の鉄道はバンコクのBTS、MRTを除きすべて非電化なので、
タイ国鉄には「電車」は走っておらず、気動車(ディーゼル)か
ディーゼル機関車牽引の客車列車です。

<深南部>
イスラム過激派の散発テロ(といっても、なまやさしいものではなく、
若い女性教師が長期監禁の末、殺されたり、農民が首をはねられたりという事件が
日常的に起こっています)などで情勢が不安定なのは、ハジャイから南、
スンガイコーロクへの南本線・東線沿線のヤラー県などで、
バタワースへの西線は比較的安全だといえますが、
どこでなにが起こるか分かりませんので、あとは自己責任で。
私も1ヵ月ほど前、バンコクからバタワースまで寝台列車で往復しましたが、
東線方面は今しばらくは自重しようと思っています。

<乗車券>
バンコク・ファランポーン駅で買えるのはバタワースまでで、
そこから先KL方面は、マレーシアに入ってからしか買えません。
banbenさんがパダンバサール駅のホームのきっぷ売り場で買えると書かれていますが、
私は何回か通っていますが気づきませんでした。
ホーム2階の出札口カウンターは閉まっていましたが、
パダンバサールからの乗客もあるでしょうから、
ホームの駅事務室ででも販売するのでしょう。
パダンバサール駅はマレー鉄道が管理しているので、
バタワース~KL間の乗車券も買えるはずです。
マレー鉄道では、VISA、マスターカードが使えます。

<両替>
ファランポーン駅ででもできるのでしょうが、円→バーツ→リンギットと
手数料を二重に取られるのではないかと思います。
パダンバサール駅ホームに両替所があるので、多少レートが悪くても有利なのでは。
バタワース駅構内にも売店兼両替所があります。
レートは、パダンバサール駅<バタワース駅<市中銀行の順に良くなるのではなかったかと
思いますが、定かではありません。
できれば帰国後、レポートいただければと思います。

<冷房>
バタワース行きの国際急行は10数両の内ほとんどがハジャイで切り離され、
終点まで行くのは4両ほどの2等a/c寝台車のみで、
1・3等、座席車、非a/c車、食堂車は、すべてハジャイ止まりです。
どうしても非a/c車希望の場合は、ハジャイで車両を乗り換えることになりますが、
日本のように乗車券を通しで買えるという運賃体系ではなく列車ごとに買う必要があり、
ハジャイ以降を別途買わねばならず、運賃・急行・冷房料金が割高になります。

<入国審査>
パダンバサール駅1階ホームに両国のイミグレがあり、そこを通過して列車に戻ります。
ここで1時間の時差(マレーシアはタイの+1h)があり、
運行時刻はマレーシア時間での表示となるので注意。
形だけですが、一応税関審査もありますので、大きな荷物は車内に残し
(本来はすべて持ち出さねばならない)、デイパック程度のものを所持したほうが良いでしょう。
まったくの手ぶらでは「全部持って来い」ということになりかねませんので。
当然ながらマレーシア入国より、帰りのタイ入国のほうが税関審査は適当で、
係員すら居ませんでした。

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